あさりの黒こしょう煮
あさりの風味を引き立てる黒こしょうで仕上げた煮物です。つくだ煮よりもあっさりしていて、煮汁ごと料理に使うと抜群のおいしさに。
写真: 今清水 隆宏
*1人分
*1人分
*冷ます時間を除く。
材料
(つくりやすい分量)
- ・あさり (殻付き/砂抜きしたもの) 800g
- 【A】
- ・みりん 大さじ1
- ・砂糖 大さじ1
- ・しょうゆ 小さじ2
- ・酒 カップ1/2
- ・黒こしょう 適量
つくり方
あさりは水でよく洗い、酒とともに鍋に入れて中火にかける。あさりの殻が開いたらバットなどに取り出して冷まし、殻から身を取り出す。蒸し汁はこしてとっておく。
鍋に1の蒸し汁と【A】を入れて中火にかけ、煮立ったらあさりの身を入れ、2~3分間煮る。アクが出るのでこまめに取る。
2のあさりを取り出し、煮汁だけを中火で軽く煮詰める。黒こしょうを加えてさらに煮詰め、煮汁が1/3量ほどになったらあさりを戻し入れ、2~3分間煮からめる。バットなどにあけ、冷めたら煮汁ごと保存容器に移す。
【あさりは一度取り出す】
あさりは味をなじませたら一度取り出し、煮汁だけを煮詰めて最後に戻し入れる。長く煮すぎると身が縮むので注意。
【保存】
冷蔵庫で1週間保存可能。
【清潔なカトラリーを使う】
「まとめづくりおかず」は、直接食事用の箸をつけると傷みやすくなります。取り分けるときは、必ず取り分け用の箸やスプーンを使って。
【このレシピを使ったおすすめの料理はこちら】
れんこんとあさりのきんぴら
和風ボンゴレ
このレシピをつくった人
斉藤 辰夫さん
大阪あべの辻調理師専門学校を卒業後、同校で教職員として日本料理の教授となる。パリ、スイス、ワシントンでも料理に携わる仕事をした国際派の料理家。
その後、エコール辻東京で専任教授を務める。
枠にはまらないユニークで新鮮な発想とわかりやすい指導に、幅広い層のファンがたくさん。現在は東京・国立で料理教室『斉藤辰夫料理スタジオ』を開いているほか、テレビや雑誌、講演などで忙しい毎日を送っている。著書に『煮もの』・『焼きもの』『全プロセスつき!基本の和食!』(ともに主婦と生活社)、『おいしい和食の大事典200』『和英つき 和食の辞典』(ともに成美堂出版)、『斉藤辰夫のいちばんかんたんな和食』(NHK出版)など多数。
現在、『NHK WORLD 』 “DINING WITH THE CHEF“に出演中。
つくったコメント