塩焼きさんまのアチャラ野菜添え
シンプルな塩焼きに、柚子(ゆず)こしょうをきかせた野菜をたっぷり添えて。
写真: 今清水 隆宏
*1人分
材料
(4人分)
- ・さんま 4匹
- ・きゅうり 1本
- ・大根 5cm
- ・みょうが 4コ
- ・みつば 1/2ワ
- 【A】
- ・ポン酢しょうゆ 大さじ1~2
- ・柚子こしょう 小さじ2/3
- ・一味とうがらし 少々
- ・すだち 4コ
- ・粗塩 適量
- ・塩
つくり方
さんまは包丁で軽く表面のウロコを取り、サッと水で洗う。水けをふいて、両面に2cm幅で切り目を入れる。
皮に切り目を入れると、皮のすぐ下にある脂が全体に回って、香ばしくなる。
ヒレや尾に粗塩適量をすり込むようにしてつけ、表面全体にも軽くふる。
指先でヒレや尾に塩をぬる、焼けた塩をさんまの身につけて食べるとおいしい。
温めておいた魚焼きグリルに、盛りつける面(頭が左)を上にしてさんまを置く。中火で6~7分間焼き、裏返して2~3分間焼く。仕上げに元の面を再び上にして、サッと焼く。
片面焼きグリルでは、最後に盛りつける面をサッと焼くと、香ばしく仕上がる。
さんまを焼く間にアチャラ野菜をつくる。きゅうりは表面を塩少々で軽くこすり、水で洗う。縦半分に切り、斜め薄切りにしてボウルに入れ、塩大さじ1/4をふる。5分間ほどおき、しんなりしたらサッと水で洗い、水けを絞る。
大根は皮をむいて繊維に沿ってせん切りに、みょうがは縦半分に切って薄切りにする。みつばは根を落として3cm長さに切る。これらを冷水にさらしてシャキッとさせ、水けをきる。
ボウルにポン酢しょうゆ、柚子こしょうを合わせ、4、5を加えてよく混ぜる。
器にさんまを盛り、6をあしらい、一味とうがらしをふる。すだちの皮をグルリと1周むき、半分に切って添える。
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このレシピをつくった人
斉藤 辰夫さん
大阪あべの辻調理師専門学校を卒業後、同校で教職員として日本料理の教授となる。パリ、スイス、ワシントンでも料理に携わる仕事をした国際派の料理家。
その後、エコール辻東京で専任教授を務める。
枠にはまらないユニークで新鮮な発想とわかりやすい指導に、幅広い層のファンがたくさん。現在は東京・国立で料理教室『斉藤辰夫料理スタジオ』を開いているほか、テレビや雑誌、講演などで忙しい毎日を送っている。著書に『煮もの』・『焼きもの』『全プロセスつき!基本の和食!』(ともに主婦と生活社)、『おいしい和食の大事典200』『和英つき 和食の辞典』(ともに成美堂出版)、『斉藤辰夫のいちばんかんたんな和食』(NHK出版)など多数。
現在、『NHK WORLD 』 “DINING WITH THE CHEF“に出演中。
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