ブラウニー
表面はサックリ、中はしっとりの2つの食感が楽しめるブラウニー。バレンタインデーの贈り物にも。
写真: 塩崎 聰
*全量
*バターを室温で柔らかくする時間、ブラウニーを冷ます時間は除く。
材料
(21cm×21cmの角型1枚分)
- ・製菓用チョコレート (ビター) 95g
- ・くるみ 115g
- ・バター (食塩不使用) 125g
- ・グラニュー糖 165g
- ・塩 1g
- ・卵 135g
- ・バニラビーンズ 1/3本
- ・薄力粉 60g
下ごしらえ・準備
1 オーブンの天板にオーブン用の紙を敷き、くるみを広げる。160℃のオーブンで約5分間、ほんのり色づくまで焼いて、粗く刻む。
2 チョコレートは細かく刻んでおく。
3 バターは室温で、クリーム状になるくらいに柔らかくする。
4 オーブンを160℃に温めておく。
つくり方
刻んだチョコレートをボウルに入れ、80℃の湯せんにかける。チョコレートが人肌くらいの温度(38~40℃)になるように溶かす。
チョコレートを入れたボウルと湯を入れたボウルの大きさをそろえると、湯が冷めたり、チョコレートに湯が入ったりすることが防げる。
別のボウルにバター、グラニュー糖、塩を入れて、泡立て器でよくすり混ぜる。少し白っぽくなってきたら、溶きほぐした卵を5~7回に分けて加え、混ぜる。バニラビーンズは縦に切り目を入れて、包丁で中身をこそげ出して加え、混ぜる。
1のチョコレートに2の1/3量を加えて混ぜる。それを2のボウルに戻して、混ぜる。こうすると、生地を均一に混ぜることができる。
薄力粉をふるう。作業台に紙を敷き、高い位置からまんべんなくふるうと、十分に空気を含ませることができる。
薄力粉はふるったままおいておくと、湿気を含んでしまうので、加える直前にふるう。また、粉が山盛りになると、重さで空気が抜けてしまうので注意。
3に4の薄力粉を加えて、粉っぽさがなくなるまで泡立て器でしっかりと混ぜる。
5に刻んだくるみを加え、ゴムべらでサックリと混ぜる。
型に6を流し入れる。ゴムべらで表面をならし、型の角まで生地を入れ込む。160℃のオーブンで45~50分間焼く。
焼けたらオーブンから取り出し、型から出さずに室温で冷ます。完全に冷めてから、型から出し、四角く切り分ける。
触ってみて、表面はパリッとしていて、中はしっかりとした弾力があれば焼き上がっている。
底が抜けるタイプの型を使用する。型の底が抜けないタイプの場合は、型の底面の大きさに切ったオーブン用の紙を敷く。
◆ポイント1◆
チョコレートは80℃の湯せんにかけて溶かし、人肌程度(38~40℃)を保つようにする。生地に加えるときに冷めていたら、再び湯せんにかけて温める。冷たすぎると、混ぜているうちにチョコレートが固まってしまい、また、熱すぎるとバターが溶けてしまい、生地がうまくまとまらない。
◆ポイント2◆
生地に材料を加えるごとに、むらなく均一に混ぜることが大切。卵を加えるときは、5~7回に分けて少しずつ加えると分離しない。また、薄力粉の量が少ないので、粉を入れたら、全体に行き渡るように、特にしっかりと混ぜるのがポイント。
このレシピをつくった人
小山 進さん
兵庫県三田市にある洋菓子店のオーナーパティシエ。神戸の菓子店での修行を経て独立。数々のコンクールの上位入賞経験をもち、遊び心のある菓子が人気と評判を呼んでいる。
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