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きょうの料理レシピ

里芋と貝柱の煮物

甘辛い煮ころがしとはまた違った一品。貝柱と昆布のうまみがきいた上品な煮物です。軽くとろみをつけるので、長く煮含めなくてもおいしい。

里芋と貝柱の煮物

写真: 松島 均

エネルギー /80 kcal

*1人分

調理時間 /25分

*干し貝柱を戻す時間は除く。

材料

(4人分)

・里芋 300g
・干し貝柱 30g
・昆布 (5×7cm) 1枚
【A】
・うす口しょうゆ 大さじ3
・酒 大さじ3
・水溶きかたくり粉 大さじ2
*かたくり粉を倍量の水で溶いたもの。
・柚子(ゆず)の皮 (せん切り) 少々

つくり方

1

鍋に水1リットルと干し貝柱、昆布を入れて3時間ほどおく。

2

里芋は皮をむき上げ、上下を少し切り落とし、縦に2等分して(里芋が小さい場合はそのまま)水に放す。

3

別の鍋に2を入れ、かぶるぐらいの水を加えて強火にかける。煮立ったらゆで湯を捨て(ゆでこぼす)、もう一度新しい水からゆでてゆでこぼし、ざるに上げる。

! ポイント

【ここが決め手!】
「ゆでこぼす」とは、アクのある食材をゆでて、そのゆで汁を捨てること。ゆでこぼすことで、里芋の余分なアクやぬめりを取り去り、うまみを際立たせる。ざるに上げ、表面の水分をとばしておくと、煮汁がスーッと入る。

4

1の鍋に里芋を入れ、強火にかける。竹ぐしを刺して手ごたえが残る堅さになったら【A】の半量を加え、中火でさらに煮る。

! ポイント

貝柱が戻ったところに、下ゆでした里芋を加えて煮る。まず昆布と貝柱のうまみを里芋に十分に吸わせる。
【ここが決め手!】
味付けは2回に分けて風味よく仕上げる。
里芋がすっかり柔らかくなる前に、うす口しょうゆと酒を、まず半量ずつ加える。一度に加えてしまうと味の調整が難しく、煮汁が黒ずむなど色合いも悪くなりやすい。

5

竹ぐしがスーッと通るくらいになったら残りの【A】を加え、軽く煮立てて昆布を取り出す。水溶きかたくり粉を様子を見ながら少しずつ加え、とろみをつける。

! ポイント

残りの調味料を加えて風味をつけ、最後に水溶きかたくり粉を少しずつ加えていく。

6

器に盛り、柚子の皮を天盛りにする。

全体備考

【クッキングメモ】
だしをとった昆布はそのまま食べたり、まとめてつくだ煮に。

◆献立のヒント◆
・あじフライ
・にら入り炒り卵
・なめこおろし

きょうの料理レシピ
2005/11/08 ここが決め手!煮物の和洋中

このレシピをつくった人

野﨑 洋光

野﨑 洋光さん

日本料理店の総料理長でありながら、つくりやすくて分かりやすい料理教室も主宰。温かい人柄にファンも多い。

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