茶碗蒸し
だしの割合を多めにした卵液でつくります。ビギナーでも失敗しにくく、柔らかく仕上がります。
写真: 野口 健志
*1人分
材料
(2人分)
つくり方
ささ身は斜めにねかせるように包丁を入れて一口大に切り(そぎ切り)、【下味】をからめておく。しいたけは軸を除き、かさにV字の浅い切り目を放射状に3本入れる。みつばは2cm長さに切る。耐熱の器2コに、しいたけ、ささ身、かまぼこの順に等分に入れる。
鍋にだしを入れて中火で軽く温め、火を止める。【A】を加えてよく混ぜ、粗熱を取る。
ボウルに卵を溶きほぐす。2を少しずつ加え、泡立てないように混ぜ、ざるでこす。1の器に等分に注ぎ、スプーンで泡を除く。
【卵は泡立てたら×!】
卵を溶くときは、菜箸で直線上を往復させるように手早く動かすと卵白が切れて泡も立ちにくい。菜箸を持ち上げたときに卵白が引っ掛からないくらいまで溶く。泡が立つと表面がきれいに仕上がらない。
フライパンに水を約3cm深さまで注ぎ、強めの中火にかける。沸騰したら、3を入れる。
【水が冷たいうちに入れちゃダメ!】
蒸気が立ってから入れると、加熱ムラができにくい。
水滴が落ちないよう、布巾で包んだふたをかぶせ、1~2分間たって表面が白っぽくなってきたら弱火にし、ふたを少しずらしてかけ、8~10分間蒸す。火を止めてみつばをのせ、ふたをピッチリとして1~2分間蒸らす。
【ずっと強めの火加減は×!〝す〞ができる】
卵液の水分が加熱で泡立った状態で卵が固ると小さい穴が開く。これが〝す〞で、口当たりが悪くなる。原因は加熱のしすぎ。最初の1~2分間だけ強めの中火にし、あとは弱火にすれば防げる。
このレシピをつくった人
浜崎 典子さん
料理学校の校長を務めた経験を生かし、料理番組や雑誌のフードコーディネート、講習会など各種メディアで活躍している。郷土料理にも造詣が深い。
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