
きょうの料理レシピ
にんじんのポタージュ
【四季のスープ春編】生の米でつけたとろみのスープ。「蒸らし炒め」は野菜のうまみを引き出します!

写真: 小林 庸浩
エネルギー
/160 kcal
*1人分
調理時間
/90分
材料
(つくりやすい分量)
- ・にんじん 500g
- ・たまねぎ 150g
- ・トマト (皮と種を除く) 300g
- ・米 60g
- ・にんにく (小/薄切り) 1かけ分
- ・鶏のブイヨン カップ4~6
- ・牛乳 カップ1~1+1/2
- ・生クリーム カップ1/4~1/2
- ・塩 小さじ2
- *この塩の分量は、調える目安。
- ・オリーブ油
つくり方
1
にんじんは皮をむいて4~5mm厚さのいちょう形に切り、10分間ほど水にさらす。たまねぎは縦二つ割りにし、縦に薄切りにする。トマトはザク切りにする。米は洗い、ざるに上げて30分間おく。
2
鍋にたまねぎとにんにくを入れ、オリーブ油大さじ3を加えて火にかけ、蒸らし炒めにする。しんなりしたら、にんじん、米の順に加えて蒸らし炒めにする(「蒸らし炒め」のコツ1、2参照)。さらにトマトを加えて蒸らし炒めにする。
3
鶏のブイヨンをヒタヒタに注ぎ、塩小さじ1弱を加えて中火の強の火にし、煮立ったら弱火で煮る(「蒸らし炒め」のコツ3参照。火加減は野菜のコンソメの「炊き出しのコツ」参照)。米が柔らかくなったら火から下ろして粗熱を取る。
! ポイント
冷めると、米の粘りが出て舌ざわりが悪く、味もくどくなるので注意する。
4
温かいうちに3をミキサーにかけ、こし器でこして3の鍋に戻し入れ、火にかける。残りの塩で味を調え、残りの鶏のブイヨンと牛乳を加えて濃度を好みに調節し、生クリームを注いで混ぜ合わせる。
全体備考
【「蒸らし炒め」のコツ】
「蒸らし炒め」とは、鍋ぶたを用いつつ、野菜に汗をかかせ、うまみを引き出す手法。
1.たまねぎ、にんにくを弱火で炒め、ふたをする。時々混ぜ、刺激臭が消えてしんなりしたら、にんじんを加えてふたをする。火は弱火のまま。4~5分間に一度を目安にふたを取り、木べらを前後に静かに動かしてにんじんを返し、再びふたをする。これを約15分間続ける。
★メモ
木べらで鍋の中を何度もかき混ぜず、最小限の動きでにんじんを返すこと。弱火なので大きく混ぜても効率よく火が通らないし、蒸気が鍋の外に逃げるため。にんじんに六分どおり火が通り、指先で押すと跡がつくくらいになればよい。
2.米を加えてから、時々ふたを取って混ぜる。米が水分を吸うので、焦げそうなら水少々を足し、米が半透明になるまで4~5分間蒸らし炒めにする。
3.トマトを加え、2と同様に蒸らし炒めにし、全体がつややかになったら鶏のブイヨンをヒタヒタに注ぐ。
★メモ
中火の強の火で「煮えをつけ」、弱火にして水面が「ほほえむ」程度の火加減で煮る。
きょうの料理レシピ
2005/05/02
辰巳芳子の”四季のスープ”の春編
このレシピをつくった人

辰巳 芳子さん
1924年生まれ。料理研究家の草分けだった母、浜子氏のもとで家庭料理を学ぶ一方、西洋料理の研さんも重ねる。父親の介護を通じてスープに開眼。高齢者へのスープサービスにも力を注ぎ、鎌倉の自宅などでスープ教室を主宰している。食育も実践し、児童が種をまき、育て、食べる「大豆100粒運動」を提唱し、広めている。
寒くなると食べたくなります。豚肉はいつも小間切れ、野菜もあるもの。でもごぼう里芋大根にんじんは外せません。今日はそれにじゃがいもネギニラを。お水はベジフロスで出汁入らず。昆布も色紙切りで入れて一緒に食べてしまいます。2日目はうどんに。スープジャーに入れてお弁当に。沢山作ってもすぐなくなってしまいます。
2021-01-31 11:40:05
豚の塊りが残ってたので、豚汁に初挑戦。根菜は水に漬け霜降りよりお手軽。昆布を入れるだけで、出汁をとらなくても炒めた野菜や霜降りした豚からすっきりした良いお味が。具沢山でヘルシーな一品、ありがとうございます。
2021-01-15 09:15:35
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