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きょうの料理レシピ

ひりょうず

「京の精進 一汁一菜」秋の味覚を生かした献立。揚げたてはサクサクと香ばしので、しょうがとしょうゆでさっぱりといただきます。

ひりょうず

写真: 松島 均

材料

(4人分)

・ぎんなん 16コ
・ゆり根 30g
・ごぼう 20g
・にんじん 10g
・きくらげ (中/戻す) 1枚
・木綿豆腐 1丁(500g)
・大和芋 50g
・しょうが (すりおろす) 適宜
・揚げ油
・しょうゆ

つくり方

1

ぎんなんは殻を除き、熱湯でサッとゆでて薄皮を取る。ゆり根は1枚ずつはがす。ごぼうはサッと洗い、ささがきにして水にさらし、水けをきる。にんじんときくらげはせん切りにする。

2

豆腐はふきんで包んで水けを絞り、すり鉢に入れてよくする。

3

大和芋は皮をむいてすりおろし、2に加えてよく混ぜ合わせる。1を加えて軽く混ぜ、8等分にして平たく丸める。

4

揚げ油を170℃に熱し、3を入れてきつね色になるまで3分間くらい揚げる。

5

器に盛り、しょうゆとしょうがを添える。

全体備考

ひりょうずは「飛龍頭」と書き、ぎんなんは龍の目、ゆり根はウロコ、ささがきごぼうはひげを模しているといいます。

◆精進の知恵◆
精進料理では、肉や魚に代わる主要たんぱく源として、大豆製品をさまざまな形で多用します。そのままでは淡白な豆腐を油で揚げることによって、コクと歯ごたえを加え、料理の内容に幅をもたせることができるのです。

◆このレシピをつかったおすすめの精進料理の献立はこちら◆
さつまいもご飯
しめじのすまし汁

きょうの料理レシピ
2004/11/02 京の精進 一汁一菜

このレシピをつくった人

西川 玄房

西川 玄房さん

京都の大本山妙心寺・東林院住職。竜安寺に弟子入りし、瑞竜寺にて修行。老師の隠侍(老師の世話をする役)として仕え、精進料理を覚える。1984年に東林院の住職となる。人々に禅寺を開放、宿坊として精進料理を供するほか、精進料理教室も主宰し、禅の教えを説く。また、1月「小豆粥で初春を祝う会」、6月「沙羅の花を愛でる会」、10月「梵燈のあかりに親しむ会」などの諸行事も開かれ、通称「沙羅双樹の寺」と云われる。

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