ハヤシライス
すべての手順を同じ鍋で行い、しっかり煮詰める。うまみがギュッと凝縮されたコクのあるソースの出来上がりです。
写真: 松島 均
材料
(4人分)
- ・牛バラ肉 (塊) 360g
- ・たまねぎ (輪切り) 1/2コ分
- ・マッシュルーム 12コ
- 【香味野菜】
- ・にんにく (みじん切り) 1/2かけ(5g)
- ・たまねぎ (みじん切り) 約1/4コ(45g)
- ・しょうが (みじん切り) 4~5かけ(45g)
- ・赤ワインビネガー 120ml
- ・赤ワイン カップ3
- ・トマトケチャップ 60g
- ・ウスターソース カップ1
- ・フォン・ド・ボー (市販) カップ2
- *フランス料理で使う、子牛のすね肉や骨でとった茶色のソース用のだし
- 【バターライス】
- ・冷やご飯 280g
- ・たまねぎ (みじん切り) 20g
- ・セロリ (みじん切り) 20g
- ・にんじん (みじん切り) 20g
- ・さやいんげん (みじん切り) 20g
- ・バター (食塩不使用) 60g
- ・生クリーム 少々
- ・パセリ 適宜
- ・塩
- ・こしょう
- ・小麦粉
- ・オリーブ油
- ・バター (食塩不使用)
- ・砂糖
つくり方
牛バラ肉は3cm角に切り、塩、こしょうを強めにふって、小麦粉適宜をまぶす。
牛肉は小麦粉をまぶして焼く。この小麦粉はソースのとろみになるので、はらいすぎず、肉どうしをぶつけて軽く落とす程度に。
フライパン(あるいは鍋)にオリーブ油大さじ2、バター大さじ2+1/2を強火で熱し、牛バラ肉の脂身を下にして焼く。きつね色になったら面を変えながら全体を焼き、フライパンから取り出す。
牛肉の脂身はうまみのもと。まずはじめは脂身を下にしてカリカリに焼く。次にほかの面をきつね色に焼き、いったん肉を取り出しておく。仕上げ前に肉をソースに戻すことで、肉のうまみがソースに生きるとともに、肉自体のうまみも残り、おいしく食べられる。
2のフライパンに、たまねぎ、石づきを取ったマッシュルームを入れて火が通るまでいため、取り出す。
具になる輪切りのたまねぎは、牛肉を焼いたあとのフライパンに、マッシュルームとともに入れ、軽くいためで取り出もこの2つもソースのうまみとなる。
3のフライパンに【香味野菜】を加えて薄茶色に色づくまでいため、端に寄せる。あいたところにバター80gと砂糖20gを入れて溶かし、キャラメル状にする。
同じフライパンに、みじん切りのたまねぎを、しょうが、にんにくとともに入れていためる。茶色いソースになるので、たまねぎも薄茶色に色づくように。そこにバター、砂糖を加えて焦がすことで、ソースのベースとなるうまみができ上がる。
赤ワインビネガー、赤ワインを加え、強火で煮詰める。木べらで鍋肌のうまみをこそげ取るようにしながら、強火でしっかりと、1/3くらいになるまで煮詰める。
赤ワインを加えたら、木べらで鍋肌のうまみをこそげ取るようにしながら、強火でしっかりと、1/3量くらいになるまで煮詰める。
5にトマトケチャップ、ウスターソース、フォン・ド・ボーを加え、再び1/3量くらいになるまで煮詰める。
さらに、味に深みをもたらすケチャップ、ウスターソース、フォン・ド・ボーを加え、再び1/3量くらいになるまで煮詰める。
【バターライス】をつくる。別のフライパンか鍋にバターを強火で熱し、たまねぎ、セロリ、にんじん、さやいんげんをいためる。冷やご飯を加え、しゃもじで細かく切るようにしながらいため、ご飯の固まりをほぐす。塩・こしょう各少々で味を調える。
6に2、3を戻し、軽く煮詰める。
7の【バターライス】を器に盛り、8の肉、たまねぎ、マッシュルームを盛る。
8の残ったソースを火にかけ、バター・生クリーム各少々を加えてコクをつける。
9の具の上から10のソースをかけ、パセリの粗みじん切りをのせる。
このレシピをつくった人
三國 清三さん
全国でレストランやカフェを展開するほか、食育など多方面で活躍。家庭でつくりやすい料理の動画配信も人気。2022年末に37年間続けた東京・四ツ谷の店を閉店。今後新たなスタイルのお店をオープン予定。
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