えびの天ぷら
衣でえびのおいしさを包み、カリッと仕上げましょう!見た目をきれいにするために、下ごしらえにひと手間かけます。
写真: 尾田 学
*1人分
つくり方
えびは背ワタを取り、尾に近い1節を残して殻をむく。尾を重ねて端を斜めに切り落としたら、尾を広げる。包丁の刃先を使って、水けをしごき出す。
水けが残っていると揚げたときにはねるのでていねいに。
腹側に斜めに切り込みを5本入れる。えびの向きを変えて、最初の切り目に交差させるようにさらに5本切り込みを入れる。こうすると、揚げても曲がらず、まっすぐな天ぷらになる。
200mlの計量カップに卵を溶きほぐし、酒を加え、全部で200mlになるように冷水を注ぐ。
水は冷たいほうが、衣に粘りが出にくい。
3をボウルに移し入れ、小麦粉をふるって加える。菜ばしで、小麦粉のダマが残る程度にざっと混ぜる。
グルグルかき混ぜるとドロッとした生地になり、揚げても水分が残ってべたつく衣になってしまうので注意する。
えびの水けをよくふき取り、小麦粉適宜を薄くまぶしつける。えびの尾を持って、4にくぐらせて薄く【衣】をつける。小麦粉のダマがついてもそのままでよい。
衣は時間がたつと、粘りが出てくるので、つくったら速やかに揚げる。
油を175℃くらい(【衣】を落とすと少し沈んですぐに上がってくる状態)に熱し、えびを入れる。【衣】が固まってきたら、時々返し、約1分間揚げる。
天かすは焦げて天ぷらについたり、油を傷めたりするので、かす取りを使って取り除く。
油が落ちるようにえびを立てて、重ならないように並べる。
網の下に紙を敷いてもよい。
同じ衣をつかって
野菜の天ぷら
このレシピをつくった人
髙城 順子さん
幅広いジャンルの料理に精通し、本格的な味を誰にでもつくりやすいレシピで提案。野菜のおいしさを引き出す料理が得意。「きょうの料理ビギナーズ」の監修を2年半務める。
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