きょうの料理レシピ
秋の精進煮
弱火で煮ることで野菜をほっくりとさせ、余熱でじっくり味を含ませた、この季節ならではの一品です。
写真: 久間 昌史
エネルギー
/130 kcal
*1人分
塩分/1.8 g
*1人分
調理時間
/35分
*味を含ませる時間は除く。
材料
(2人分)
- ・里芋 4コ(240g)
- ・にんじん 約2/3本(80g)
- ・春菊 1/3ワ
- 【A】
- ・みりん 大さじ4
- ・酒 大さじ4
- 【B】
- ・だし 530ml
- ・うす口しょうゆ 大さじ1+1/3
- ・しょうゆ 小さじ1
つくり方
1
里芋は皮をむく。にんじんは皮をむいて3~4cm長さに切り、食べやすく縦に四つ割りにする。春菊は熱湯でサッとゆでて冷水にとり、食べやすく切る。
2
鍋に【A】を入れ、沸いたら弱火で5分間煮詰めてアルコール分をとばす。
3
2に【B】を加えて強火にかけ、1の里芋とにんじんを加える。沸騰したら弱火にし、アクを取りながら20分間煮る。途中、煮汁が少なくなったらヒタヒタになるくらいの水を足す。竹串を刺し、スッと通ればよい。
4
火を止め、1時間おいて味を含ませる。食べる直前に温め、1の春菊を加える。火を止め、器に盛る。
全体備考
【みりんの調理効果】
みりんは、地域やつくり手によって若干異なりますが、もち米、米こうじ、焼酎またはアルコールを原料に、糖化・熟成させることで特有の風味がつくられます。コクとうまみを加える、照りとつやを出す、煮くずれを防ぐ、くさみを消すなどの効果があり、さまざまな料理に使われます。砂糖とはまた異なる、上品でまろやかな甘みは、みりんならではの特長で、料理に風味を与え、おいしくしてくれます。
きょうの料理レシピ
2015/10/20
【熟成トリオが行く!愛知・三河】みりん使い自由自在
このレシピをつくった人
後藤 加寿子さん
茶道の家元の家に生まれる。日本料理の奥深い知識に裏打ちされた、シンプルかつ現代的な和食のレシピを提案。食育にも力を入れ、和食文化国民会議副会長を務める。
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