精進なべ
がんもどきでコクを出し、麩でもっちりした食感を楽しみます。肉や魚のない精進料理で体がすっきり。
写真: 鈴木 雅也
*昆布を水に浸す時間は除く
材料
(4人分)
つくり方
昆布は堅く絞ったぬれぶきんで両面をふく。土なべに入れてなべの深さの2/3まで水を加え、1~2時間おく(ごく弱火にかけておいてもよい)。
昆布は、表面についているほこりをぬぐう程度でよい。昆布にしっかりついてる白い粉状のものはうまみ成分なのでふき取らない。
具の準備をする。
●白菜:根元を切り落とし、3~4cmのザク切りにして、芯と葉に分けておく。
●にんじん:皮をむき、短冊切りにする。
●まいたけ:石づきを取り、食べやすい大きさにほぐして水で洗い、ざるに上げる。
●豆腐:8等分に切る。
●がんもどき:ざるに入れて、熱湯をたっぷりかけて油抜きをする。
●よもぎ麩・あわ麩:一口大に切る。
●春菊:3~4cm長さに切る。
昆布の入った土なべに、白菜の芯とにんじんを加え、火にかける。
3が柔らかく煮えたら、春菊以外の具を加える。
豆腐が浮いてきたら、春菊を加えてサッと火を通す。
柚子をくし形に切って添える。しょうゆに柚子の絞り汁を加えたつけ汁、もしくはのりのつくだ煮をつけながら食べる。
★やさしさのポイント★
「良質の植物性たんぱく質をたっぷりと」
豆腐やがんもどき、生麩にはたんぱく質が消化されやすい形で多く含まれています。しかも低エネルギーで、淡白な味わいですからたくさん食べられる優等生食品。春菊には体の調子を整えるビタミンA・B2が入っているので、理想的な一品です。
精進なべにつけていただくつくだ煮は
のりのつくだ煮
このレシピをつくった人
西井 香春さん
東京・三光院にて京都竹ノ御所流精進料理を学び伝えている。フランスで家庭料理を学んだ経験を生かし、本名・西井郁の名でフランス料理研究家としても活躍している。
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