そうめん
だしのうまみをきかせ、うす味に仕立てたつけ汁で楽しむ関西風。甘辛く煮たしいたけと錦糸卵を添えるのが定番です。麺も具もつけ汁につけて一緒にいただきます。
写真: 木村 拓(東京料理写真)
*1人分
*干ししいたけを水で戻す時間、冷ます時間は除く。
材料
(2人分)
- ・そうめん 4ワ(200g)
- 【つけ汁】
- ・だし カップ2
- ・みりん カップ1/4
- ・うす口しょうゆ 大さじ2
- ・しょうゆ 大さじ1
- ・削り節 5g
- *だしパックに入れておく。
- ・卵 3コ
- 【しいたけの含め煮】*つくりやすい分量。
- ・干ししいたけ 6枚
- ・だし カップ1+1/2
- ・砂糖 大さじ2+1/2
- 【A】
- ・しょうゆ 大さじ1+1/2
- ・うす口しょうゆ 小さじ1+1/2
- ・みりん 大さじ1
- ・昆布 (だしをとったもの) 適量
- ・きゅうり (細切り) 1本分
- 【薬味】
- ・みょうが (細切り) 適量
- ・青ねぎ (小口切り) 適量
- ・青じそ (せん切り) 適量
- ・新しょうが (すりおろす) 適量
- ・塩 一つまみ
- ・サラダ油 少々
下ごしらえ・準備
だしのとり方(約カップ7強分)
1 鍋に昆布30gと水カップ9を入れ、一晩おく。
! ポイント
夏場は冷蔵庫に入れておく。
2 中火にかけ、アクが出たら取り除く。煮立ち始めたら、昆布を引き上げ、削り節30gを加える。再び煮立ったら火を止める。
3 ざるに紙タオルを敷いて鍋に重ね、2をこす。削り節を紙タオルで包み、汁けを絞りきる。
! ポイント
密封容器に入れ、冷蔵庫で2~3日間、冷凍庫で約1か月間保存できる。
つくり方
【つけ汁】をつくる。鍋に材料を入れて火にかけ、煮立ったら弱火にし、1~2分間煮て火を止める。削り節のパックを絞って取り出し、冷ます。
だしに削り節を加え、さらにうまみの濃いつけ汁に。
錦糸卵をつくる。ボウルに卵を溶きほぐし、塩一つまみを混ぜる。サラダ油少々をなじませたフライパンにごく薄く丸く流し入れ、両面を焼く。残りも同様に焼き、細切りにする。
干ししいたけは洗ってたっぷりの水で戻し、軸を取って薄切りにする。小鍋に入れてだしを注ぎ、中火で3~4分間煮る。砂糖を加えて3~4分間煮たら、【A】を加え、昆布で落としぶたをする。煮汁がヒタヒタになるまで、弱火で15分間ほど煮る(途中で煮汁が減ってきたら、適宜水を足す)。そのまま冷まし、味を含ませる。
だしをとった昆布を落としぶたにすると、うまみが移っておいしい。
そうめんはたっぷりの熱湯で袋の表示時間どおりにゆでる。ざるに上げて流水でもみ洗いし、冷やす。氷水をはった器に盛り、2、3、きゅうり、【薬味】、【つけ汁】を添える。
《つけ汁》《しいたけの含め煮》どちらも多めにつくり、冷凍保存しておくと便利。
《そうめんは急冷してのどごしよく》
そうめんは、ツルッとしたのどごしが決め手。ゆで上がったら、すぐに流水でもみ洗いしながら冷やすと、麺がしまってコシが出ます。
このレシピをつくった人
後藤 加寿子さん
茶道の家元の家に生まれる。日本料理の奥深い知識に裏打ちされた、シンプルかつ現代的な和食のレシピを提案。食育にも力を入れ、和食文化国民会議副会長を務める。
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