きょうの料理レシピ
かぼちゃの煮物
煮汁を残すように仕上げ、味を含ませてしっとりと。煮くずれる直前くらいが、家庭ならではのおいしさです。
写真: 木村 拓(東京料理写真)
エネルギー
/490 kcal
*全量
調理時間
/20分
材料
(つくりやすい分量)
- ・かぼちゃ 1/4コ(正味420~440g)
- ・昆布 (10cm四方) 1枚
- 【煮汁】
- ・水 カップ2+1/2
- ・酒 大さじ2
- ・砂糖 大さじ2+1/2
- ・しょうゆ 小さじ2
- ・うす口しょうゆ 小さじ1
つくり方
1
鍋に昆布を敷いて【煮汁】の水を入れ、昆布を戻しておく。
2
かぼちゃは種を取る。最初はスプーンでザックリ取り、残りは手で取り除く。
3
食べやすい大きさに切り、皮が横になるようにまな板に置き、包丁でところどころ皮をそぐ。
! ポイント
皮を少しそぐことで、味がよくしみ、見た目もきれいに仕上がる。
4
1の鍋に酒を入れてかぼちゃを並べ、中火にかける。煮立ったら落としぶたをし、弱火にして煮る。
! ポイント
火が強いと煮くずれしやすいので、必ず弱火で。
5
竹串がようやく通るようになったら、昆布を取り出し、砂糖を加えて3~4分間煮る。
6
しょうゆとうす口しょうゆを加え、煮立ったらごく弱火にし、さらに3~4分間煮る。火を止めてしばらくおき、味を含ませる。
! ポイント
【煮汁】をたっぷり残して仕上げる。
全体備考
【ワタは少し残して】
料理屋さんではワタはきれいに取り除きますが、家庭でつくるなら、多少残すのがおすすめ。ワタの部分はうまみが濃く、煮汁を程よく含むので、トロッとおいしく仕上がります。
きょうの料理レシピ
2014/08/18
おふくろの味 定番100
このレシピをつくった人
後藤 加寿子さん
茶道の家元の家に生まれる。日本料理の奥深い知識に裏打ちされた、シンプルかつ現代的な和食のレシピを提案。食育にも力を入れ、和食文化国民会議副会長を務める。
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