白身魚のグリルラタトゥイユソース
油脂を使わずに蒸し煮で仕立てたラタトゥイユは、それだけでも立派なダイエット料理に!白身魚や鶏肉のソース代わりにすれば、さらに満足度の高い一皿に!
写真: 高橋 栄一
*1人分
材料
(2人分)
- ・白身魚 (切り身) 2切れ(160g)
- *今回はすずきを使用。
- 【ラタトゥイユ】
- ・にんじん 1本
- ・たまねぎ 1コ
- ・トマト (大) 1コ
- ・ピーマン 4コ
- ・レーズン 8g
- ・塩
- ・こしょう
つくり方
【ラタトゥイユ】のにんじんは皮をむき、薄めの輪切りにする。耐熱ボウルに入れてラップをし、電子レンジ(600W)に2分間弱かける。
たまねぎは8mm幅の輪切りに、トマトはヘタを取り、1cm幅の輪切りにする。ピーマンは縦半分に切り、ヘタと種を取り除く。レーズンは熱湯でサッと洗い、水けをきる。
厚手のフライパンに、にんじん、たまねぎ、トマト、ピーマンの順にすき間なく並べて重ね、ふたをする。やや弱めの中火で、たまねぎとにんじんに薄く焼き色がつき、水分が出てくるまで、5~6分間蒸し焼きにする。焦げつきそうならば、水大さじ2~3を回しかける。
3の野菜は形をくずさないように丁寧に上下を返し、火を弱める。ふたを少しずらしてかけ、水分をとばしながら10分間、蒸し煮にする。レーズンを加え、塩小さじ1/5、こしょう少々をふって全体を大きく混ぜる。ふたをとって5分間煮る。
魚に塩・こしょう各少々をふる。
魚焼きグリルまたは表面加工のしてあるフライパンに魚をのせ、軽く焼き目がつくまで焼く。
フライパンの場合は、途中上下を返して両面を焼くとよい。
器に魚を盛り、【ラタトゥイユ】を添える。
【一さじのレーズンが味のとりまとめ役に。淡泊な白身魚とも好相性】
すずきなど、低脂肪で淡泊な白身魚や鶏肉のグリルにたっぷりと添えると、「食べで」をもたらすのが、ソース代わりのラタトゥイユ。ノンオイルのラタトゥイユは、見た目以上に野菜をたっぷり使っています。油脂、水分ともほぼ加えずにつくるので、野菜そのものの酸味や甘みをストレートに味わえます。塩とこしょうのみで味を調えますが、ここで活躍するのがレーズン。ほんの数粒が全体の味を引きしめます。甘さも使いようでダイエットの味方にできますよ。
このレシピをつくった人
鮫島 正樹さん
ヨーロッパ家庭料理をベースとした、身体にやさしく、つくりやすいレシピを提案、自ら日々、実践している。エレガントなヨーロッパ伝統菓子も得意とする。メニュー開発分野でも長年、活動。
フード アート アンド デザイン シィ(東京都)
近著に「サメジマ式シニアごはん」(NHK出版)。
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