緑の冷製パスタ
緑の野菜が大集合の美しい一皿。特製ガーリックオイルの香りと赤とうがらしがじんわりきいて絶品です。
写真: 福岡 拓
材料
(2人分)
(イタリア料理では、冷製パスタは前菜として出すので少量になっているが、主菜で食べたい場合はこの分量を1人分にする。またパスタは、1回につくる量は2人分がつくりやすい。)
つくり方
グリーンアスパラガスは根の堅い部分を切り落とし、筋を取ったいんげん、絹さやとともに3~4cm長さの斜め切りにして、大きさをそろえる。
なべに水1リットル、塩10gを入れて沸騰させ、ブロッコリをゆで始め、1分間たったらアスパラ、いんげん、そら豆を加える。また1分間たったら絹さや、さらに1分間たったらざるに上げ、湯をしっかりきる。そら豆の皮は除いておく。
時間差で野菜をゆでる。タイマーを使うと便利。塩分1%でゆで、野菜にしっかり下味をつける。
フライパンに特製ガーリックオイル大さじ3を熱し、たまねぎと赤とうがらしを入れて、弱火でゆっくりといためる。透き通ってしんなりしてきたら、塩少々をふり、ボウルにあける。2の野菜も入れてよく混ぜ合わせ、粗熱が取れたら冷蔵庫に入れておく。
味出しのたまねぎは、北見さんいわく「くったり」するまで、弱火で気長にいためる。これだけで「野菜のマリネ」として独立しておいしいように、ピチっと塩で味をつける。
たっぷりの湯を沸かし、湯に対して1%の塩を入れ、バベッティーネを8分40秒間ゆでる。ゆで上がったらざるに上げ、冷水に浸して一気に冷やす。水けをきって紙タオルで水分を取り、ボウルに入れる。特製ガーリックオイル小さじ1、塩少々を加えて混ぜ合わせ、しっかりパスタに味をつける。
そうめんの要領で氷水で急冷する。そのあと紙タオルで包んで軽く絞るぐらいにして水けを取る。
皿に4を盛り、3の野菜をのせ、3の赤とうがらしを小口切りにして散らす。好みで白ワインビネガーかレモン汁少々をかけて食べると、さらにおいしい。
このレシピをつくった人
北見 博幸 さん
野菜たっぷりのイタリア料理の長所を生かしつつ、日本人の味覚に合う繊細かつ大胆な料理を追及。卓越したセンスと確かな技術で多くのファンをつかむ。空手は黒帯、ボクシングは元プロで、体力づくりは欠かさない毎日。
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