きょうの料理レシピ
たいの潮汁
たいのアラを焼いて余分な脂とにおいを除き、香ばしさを生かします。深い味わいを堪能してください。
写真: ハリー 中西
エネルギー
/180 kcal
*全量
調理時間
/15分
*昆布を水と酒につけておく時間は除く
材料
(約4人分)
- ・たいのアラ (中骨部分など/適当な大きさに切る) 1匹分(約400g)
- ・青ねぎ (斜め切り) 1本
- ・うど (薄い長めの短冊形に切る) 5~6cm
- 【汁】
- ・昆布 10g
- ・水 カップ4
- ・酒 カップ1/2
- ・うす口しょうゆ 小さじ2
- ・塩 小さじ1弱(4~5g)
つくり方
1
たいのアラは適当な大きさに切り、魚焼きグリルか網で、こんがりとした焼き色がつくまで焼く。
! ポイント
こんがりと焼くと汁も香ばしくなる。また余分な脂を落とすことで、臭みが気にならなくなる。
2
ねぎは斜めに切る。うどは薄い、長めの短冊形に切って水にさらす。
3
鍋に【汁】の水と酒、昆布を入れ、約30分間おく。弱火にかけ、ゆっくりと煮立てる。沸騰したら1のアラを加えて煮出す。アラを焼いているのでアクはほとんど出ないが、気になる場合はすくう。
! ポイント
ゆっくり火にかけることでアルコール分とくせがぬけ、昆布のうまみが引き出される。また沸騰させることでぬめりが出て、アクがすくいやすくなる。
4
3から昆布を取り除いて、うす口しょうゆ、塩で味を調える。ねぎを加えて火を止める。
5
椀にうどの水けをきって入れ、4のアラとねぎ、【汁】を注ぐ。好みで柚子の皮や七味とうがらしなどを添えてもよい。
きょうの料理レシピ
2010/04/15
じっくりがおいしい
このレシピをつくった人
中村 元計さん
天龍寺で修行後、24歳より生家の料亭に入り、伝統の味を伝える。日本ならではの食材を生かした料理も提案。和食を科学的な視点で分析したわかりやすい解説も好評。NPO法人「日本料理アカデミー」でも活躍中。
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