お赤飯
もち米に対して6割の、ささげのゆで汁をはかり、この水分をもち米にていねいに含ませてから蒸します。
写真: 鈴木 雅也
*1人分
材料
(5~6人分)
- ・もち米 カップ3(600ml)
- ・ささげ カップ1/4強
- *または小豆。
- ・黒ごま 適量
- ・塩
つくり方
もち米は蒸す1時間くらい前に洗い、たっぷりの水につけておく。
ささげは鍋に入れ、水カップ4を加えて火にかける。煮立ったら中火にして約50分間ゆでる。途中、豆がゆで汁から出るようなら差し水をして、柔らかくなるまでゆでる。
ゆでている間はささげがゆで汁につかっているように注意。約50分間ゆでたら、1粒取り出して柔らかさを見る。
2をざるでこしてささげとゆで汁とに分け、ゆで汁に水を足して360mlにする。
もち米に対して6割の水分で蒸すのが基本。まずささげのゆで汁をはかり、水を加えて調整する。
もち米をざるに上げ、ざるの底にふきんを当てて、トントンとたたくようにして水けをよくきる。
余分な水分が入ると炊き上がりが柔らかくなってしまうので、もち米の水けはしっかりときる。
大きめの鍋かフライパンに3のゆで汁を入れ、塩小さじ1/2強を加えて煮立てる。4のもち米を加え、混ぜながら汁けを全部吸わせる。
ゆで汁が沸騰してからもち米を加えると、水分を吸わせる時間が短縮できる。汁けがほとんどなくなったら火を止める。そのまま軽くかき混ぜていると、余熱で汁けが全部もち米に入る。
火を止め、ささげを加えて混ぜる。
もち米に汁けを吸わせてからささげを加え、つぶさないように混ぜる。
蒸気の上がった蒸し器に固く絞った蒸し布を敷き、6を入れて広げ、中央をあける。蒸し布をかぶせ、強火で15~20分間蒸す。蒸し上がったら、すぐに蒸し布ごと盤台などにあけ、全体を軽く混ぜる。すぐに食べない場合は、蒸し布をかぶせておく。器に盛り、黒ごまをふる。
中央をあけておくと蒸気が早く上がり、均等に熱が回る。白く濁った米がなければ蒸し上がり。
このレシピをつくった人
堀江 泰子さん
(1923〜2017)「きょうの料理」草創期から講師を務め、料理研究家として、雑誌、新聞、テレビ、講演会などで活躍していた。
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