はちみつ梅ジャム
はちみつのやさしい甘みで梅の甘酸っぱさを生かしたジャムは、あんずジャムにも似た味わいです。
写真: 村林 千賀子
*全量
材料
(つくりやすい分量)
- ・完熟梅 1kg
- ・はちみつ 300~400g
- *梅の正味重量の5~6割。
- ・塩 少々
つくり方
梅は、黄熟が進んでいない堅めのものなら一晩水につける。黄色く熟しているものは、約1時間水につける。梅をホウロウかステンレスの鍋に入れて、かぶるくらいの水を注ぎ、30分間(煮立ってから約20分間)ゆでる。
梅を鍋ごと流水にさらし、水につけて冷ます。
ざるに上げて水けをきり、種を取り除き、目の細かいざるなどでこす。
こした梅の重量をはかってから、口の広い鍋(ホウロウ、土鍋、ステンレスなど)に入れ、梅の正味重量の5割のはちみつを加えて混ぜる。味をみて、足りないようならはちみつを足す。
4を中火にかけて煮る。途中、アクが出てきたらすくう。
火は強くしすぎると、はねて危ない。逆に火が弱すぎると水分がなかなかとばず、香りがとんでしまう。
煮ている間に保存用のガラス瓶、ふた、瓶に移す際に使うレードルやトングを水から煮沸消毒する。トングで取り出し(熱いので注意)、瓶は紙タオルの上に並べる。
5のジャムが煮詰まってきたら味をみて、仕上げに塩を加える。冷めると堅くなるので、少しゆるめかな、と思うくらいで火を止めて、レードルで瓶に移す。
◎瓶詰の方法◎
長く保存したい場合は、空気を抜く。7の瓶のふたを軽く閉め、ふきんか紙タオルを敷いた鍋に並べて、瓶の高さの6~7割の湯をはって火にかける。沸騰してから中火で25分間グツグツと煮、鍋から取り出す。最後にふたをキュッと締める。こうしておけば、常温で1年以上もつ。または、密封容器に入れて冷凍保存も可能。どちらも、一度開けたあとは冷蔵保存を。糖分が控えめなので、1か月くらいで食べきる。
※はちみつを使っているので、1歳未満の乳児には与えないでください。
このレシピをつくった人
濱田 美里さん
1977年 広島県生まれ。中医学から日本の郷土料理まで好奇心旺盛に幅広く探求する一方、現代の食卓に合った「和モダン」なレシピを発表している。現在は神戸にてオンライン料理教室や動画配信など行っている。
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