ご飯漬け
材料
(つくりやすい分量)
- ・ご飯 (冷えたもの) 1kg
- *冷凍したものでもよい。ただし、電子レンジにかけて解凍してから使用する。
- ・粗塩 100g
- ・捨て漬け用の野菜 適量
- *大根の薄切りやキャベツなど。
- ・本漬け用の野菜 適量
- *大根、にんじん、セロリ、きゅうり、ラディッシュ、ブロッコリなど。
つくり方
ボウルにご飯を入れ、粗塩を2~3回に分けて加え、そのつど手に水を適宜つけながら混ぜる。ご飯をほぐすようによく混ぜ、塩をなじませる。
1の約1/2量を密封容器(容量約3リットルが最適)に移し、手に水を適宜つけながら薄く平らにならして、ご飯床をつくる。
捨て漬け用の野菜をのせ、その上に残りのご飯をのせて平らにならす。きっちりとふたをし、冷蔵庫に約1日おく。
3の野菜を取り除き、ご飯床の天地を返すように混ぜ、表面を平らにならして本漬けをする。ご飯を少し片側に寄せ、あいたところに好みの野菜を漬けやすい大きさに切って並べ、ご飯をかぶせて平らにならす。ふたをして冷蔵庫に入れ、約半日おく。食べるときに塩辛ければ、水に少しつけ、塩を適度に抜くとよい。
ご飯床は繰り返して使える。約半年間使用可能。
【床の塩加減について】
ご飯床は繰り返して使っていくうちに塩けがうすくなってくる。時々味をみて、粗塩少々で加減するとよい。また、塩けが足りないと感じたときは、野菜に粗塩少々をまぶして漬けてもよい。
【床に水分がたまったら】
ご飯床の水分が多くなったら、表面に厚手の紙タオルをかぶせ、水分を吸わせるとよい。また、床がゆるくなっているので、ご飯適量を新たに加えて調整する。
【食べごろ】約半日後から。
このレシピをつくった人
藤巻 あつこさん
大正10年生まれ。堀江泰子氏の料理教室に通ったことがきっかけで、川崎市内で45年にわたり自身の料理教室を主宰。京都料亭の当主(志の島忠氏)より本格的な懐石料理を学び、中国料理を基礎から陳建民氏に、西洋料理をホルトハウス房子氏に学ぶ。それぞれの道の先駆者に師事し得た知識を、教室では基本から伝えることを大切にしていた。保存食作りを始めて70年。毎年数多くの保存食をつくり、そのレシピを伝え続けていた。
つくったコメント