ジンジャーケーキ
一口食べると、しょうがの香りがフワリと口中に広がります。はちみつ入りで、しっとりしていて口当たりのよい生地です。材料を次々と混ぜていくだけの生地なので、初めてでもきれいに焼けます。
写真: 宮濱 祐美子
*全量
*全量
*ケーキを冷ます時間、ジンジャーアイシングを乾かす時間は除く。
材料
(8×20.5×高さ6.5cmのパウンド型1台分)
- ・卵 2コ
- ・三温糖 60g
- ・はちみつ 45g
- ・牛乳 60ml
- ・薄力粉 170g
- ・ベーキングパウダー 小さじ2
- ・バター (食塩不使用) 60g
- ・しょうが汁 大さじ1(しょうが約40g分)
- 【ジンジャーアイシング】
- ・粉砂糖 50g
- ・しょうが汁 小さじ1(しょうが約15g分)
- ・水 小さじ1
下ごしらえ・準備
1 オーブンは170℃に温める。
2 パウンド型にオーブン用の紙を敷く。四隅の角がきれいに出るように折る。
つくり方
ボウルに卵を溶きほぐし、三温糖を加えて泡立て器でよく混ぜ合わせる。
三温糖がきちんと溶けるまで混ぜ合わせる。
はちみつ、牛乳を加えて混ぜ合わせる。
はちみつを加えることで、生地がしっとり仕上がる。しょうがの風味ともよく合う。
目の細かいざるに薄力粉、ベーキングパウダーを入れて、2のボウルにふるい入れる。
粉っぽさがなくなるまで、しっかりと混ぜ合わせる。
ダマがあると焼きムラができるので、なめらかになるまで混ぜる。
小さめの鍋にバターを入れて中火にかけ、溶かす。フツフツと沸いてくればOK。
バターが熱いうちに、耐熱のゴムべらに当てながら4のボウルに加える。
バターが熱いうちに加えると、生地とよくなじむ。ただし、生地に直接熱いバターがかかると、生地が荒れやすくなるので、耐熱のゴムべらに伝わせる。
溶かしバターが生地になじみ、シャバシャバ感がなくなって、全体がなめらかになるまで混ぜ合わせる。
しょうが汁を加えて混ぜ合わせる。
香りが際立つよう、しょうが汁は最後に加える。
オーブン用の紙を敷いた型に流し入れる。
テーブルナイフを差し込み、型の角に押し当てて生地を行き渡らせる。170℃のオーブンで40分間焼く。
型の角まで生地が行き渡るようにすると、四隅がシャープできれいな焼き上がりに。
焼き上がったら、型とオーブン用の紙を外し、網の上でしっかりと冷ます。
ボウルに粉砂糖としょうが汁を入れ、水の1/2量を加えてゴムべらで混ぜ合わせる。
アイシングは早くつくると固まってしまうので、ケーキが完全に冷めてからつくる。
残りの水を少しずつ足しながら混ぜ合わせる。ゴムべらを持ち上げると、リボン状にたれるくらいになればOK。
粉砂糖の水分や湿度で仕上がりが変わってくるので、水は少しずつ足して様子を見る。
ケーキの上に数回に分けて少しずつのせ、塗り広げる。15分間ほどおいて、【ジンジャーアイシング】が乾けばでき上がり。
少しずつのせると、広げやすく、きれいに塗れる。
※はちみつを使用しているので、1歳未満の乳児には与えないでください。
◆おいしさのポイント◆
◎しょうが汁で上品な香りに
しょうがは皮をむいてすりおろし、茶こしでこして汁を絞ります。絞り汁だけを使うことで、口当たりがよくなり、香りも上品になります。
◎卵ベースの生地で簡単にふんわりと
バターベースの生地は、バターをクリーム状にする手間が少し面倒ですが、この生地は卵ベースなので混ぜるだけでつくれます。フワッと軽い食感も特徴です。
このレシピをつくった人
飯塚 有紀子さん
家庭でつくることを大切にしたお菓子教室「un pur…(アンピュール)」を2000年より20年間主催後、現在は家でつくって美味しく食べる暮らしのレシピサイト<eat at home>を運営。家でつくる時間を楽しんで、みんなで美味しく食べる時間が何より大切に感じられるレシピを丁寧に伝えている。また雑誌や書籍だけでなく、グラフィックデザイナーとしての経歴を生かし、バッケージデザインを含めた商品開発も手がけている。
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