ガレット・デ・ロワ
フランス語で「王様のケーキ」を意味するガレット・デ・ロワ。サクサクのパイの中に潜むのは、まろやかなアーモンドクリームと、小さな陶器の人形・フェーヴ。今年の王様を引き当てるのは果たして誰か?おいしいだけでなく、そのワクワク感もたまらない一品です。
写真: 木村 拓(東京料理写真)
*全量
*全量
材料
(つくりやすい分量)
- ・冷凍パイシート (20cm四方) 2枚
- ・バター 100g
- ・砂糖 100g
- ・溶き卵 1コ分
- ・アーモンドパウダー 100g
- ・薄力粉 10g
- ・ラム酒 大さじ1
- ・卵黄 1コ分
下ごしらえ・準備
1 バターは常温に戻す。
2 オーブンは200℃に温める。
つくり方
ボウルにバター、砂糖を入れ、ゴムべらでよく混ぜ合わせる。ペースト状になったら溶き卵を5回くらいに分けて少しずつ加え、そのつどよく混ぜ合わせる。
溶き卵は分離しないように少しずつ加えては、よく混ぜ合わせる。
アーモンドパウダー、薄力粉を加え、ゴムべらでサックリと混ぜ合わせる。ラム酒を加え、さらに混ぜ合わせる。
パイシートは室温で半解凍にする。オーブン用の紙を天板に敷き、パイシート1枚を置く。卵黄に水小さじ1/2を加えて混ぜ合わせ、適量をスプーンでパイシートの縁の約1cm幅に塗る。2をパイシートの中央にのせて平らに広げ、好きな場所にフェーヴを埋める。
フェーヴはパイシートの卵黄を塗っていない部分に、スプーンなどでザックリと広げる。
もう1枚のパイシートは手で全体を軽くのばしてから3にかぶせる。まず四隅を合わせて指でくっつけ、手で引っ張りながら指で縁を押さえて隙間なくとめる。残りの卵黄をスプーンで全体に塗り、包丁の背やフォークで縁に筋をつける。包丁の刃先で好みの模様をつけ、模様の上に6~8か所空気穴を開ける。200℃のオーブンで30~40分間焼く。
まずパイシートの四隅を合わせると、きれいに重ねやすい。手でのばしながら、縁を指でギュッと押さえる。
パイシートは焼くと浮き上がってくるので、縁に細かく筋を入れてとめる。
全体に卵黄を塗ったあと、少し冷蔵庫に入れて乾かすと、模様をきれいにつけやすい。
◆フェーヴ◆
フランス語で“そら豆”を意味する小さな陶器の人形。フランスではコレクションしている人も多く、さまざまな種類のものが売られています。陶器のかわりにアーモンドやそら豆を入れることも。
このレシピをつくった人
タサン 志麻さん
「予約のとれない伝説の家政婦」として話題を呼び、各種メディアに出演。家庭に寄り添った、つくりやすいレシピが人気を呼んでいる。
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