あじさい
和菓子では、寒天に甘みをつけたものを錦玉(きんぎょく)かんと呼びます。色づけをして白あんをくるめば、あじさいのでき上がり。キラキラと光を通す姿が美しい!
写真: 宮濱 祐美子
*1コ分
*1コ分
*錦玉かんを冷やし固める時間、寒天液の粗熱を取る時間、仕上げに固める時間は除く。
材料
(6コ分)
- 【A】
- ・粉寒天 2g
- ・水 150g
- ・グラニュー糖 150g
- ・かき氷シロップ (市販/赤) 適量
- ・かき氷シロップ (市販/青) 適量
- ・白あん (市販) 120g
下ごしらえ・準備
1 白あんを6等分にし、丸める。
2 清潔な布巾を水でぬらし、固く絞る。
つくり方
鍋に【A】を入れて強火にかけ、耐熱のゴムべらで混ぜながら煮立てる。
寒天を完全に溶かすために、鍋の中央が泡立つまで煮立てる。
グラニュー糖を加えて混ぜ合わせる。再び中央まで煮立ったら火を止める。
7×5.5cmくらいの耐熱の容器3つに、2の寒天液を65gずつ流し入れ、余りは鍋に残す。
寒天液が熱いうちに色づけをする。容器の1つには赤のシロップ小さじ1/2と青のシロップ小さじ1を混ぜて紫色にする。
シロップは、様子を見ながら少しずつ入れて。好みの濃さでOK。
残りの2つには青のシロップ小さじ1、赤のシロップ小さじ1/2弱をそれぞれ混ぜる。ラップはせずに、冷蔵庫で30分間冷やし固める。
まな板に水けを絞った布巾を広げる。容器の周囲に包丁を差し込み、裏返して底に空気を入れて錦玉かんを取り出し、布巾にのせる。残りも同様にして布巾にのせる。
3つの錦玉かんを、それぞれ、7〜8mm角に切る。
布巾を持ち上げて軽く揺すり、3色の錦玉かんを混ぜ合わせる(手で混ぜてもOK)。
手のひらに錦玉かんを少しとり、白あんをのせる。錦玉かんを全体に貼りつけ、まな板に置く。残りも同様にする。
隙間を埋めるように、軽く指先で押しつけるとよい。
3の鍋の寒天液をスプーンで粗くくずし、水大さじ1を加えて中火にかける。溶けたら火を止め、粗熱を取る。
10をスプーンですくい、9にかけ、固まるまでおく。
寒天液が全体にまんべんなくかかるようにする。
底にたまった余分な寒天液を、竹串でグルリと切って取り除く。
このレシピをつくった人
大森 慶子さん
製菓学校卒業後、和菓子店勤務、和菓子創作ユニット活動を経て、現在は東京都内で和菓子教室を主宰する。身近な材料で気軽に楽しめるレシピを提案する。
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