アクアパッツァ
もともとは海水で煮ていたというアクアパッツァは、塩とオリーブ油のみのシンプルな味つけ。魚にこんがりと焼き色をつけてから煮る日髙さんの調理法は、うまみを最大限に引き出し、本場イタリアの味にも負けません!
写真: 木村 拓(東京料理写真)
*1人分
*1人分
材料
(2~3人分)
- ・たい (真だい) 1匹(500g)
- *全体備考参照。
- ・あさり 8コ(200g)
- *砂抜きし、殻をこすり合わ せてよく洗う。
- ・ミニトマト (横半分に切る) 10コ分(70g)
- ・イタリアンパセリ (みじん切り) 適量
- ・塩 適量
- ・オリーブ油
つくり方
料理ばさみで魚の尾やヒレを切り落とす。
ウロコや内臓は処理済みの魚を使用する。処理されていない場合は、ウロコを包丁でこそげ取り、内臓とエラを取り除き、血合いや汚れが残らないうによく水洗いをして水けを拭く。
身が厚い場合は、背上部に切り目を入れる。裏面も同様にし、全体に塩適量をふる。
切り目の中にも忘れずに塩をふる。切り目を入れると火が通りやすくなり、塩みもしっかりとつく。
フライパンを熱してオリーブ油大さじ1〜2を入れ、表になる面を下にして魚を弱火で焼く。
フライ返しで魚を持ち上げて傾けながら、背や腹の部分もしっかりと焼く。
こんがりとした焼き色がついたら上下を返し、裏面も同様に焼く。
じっくり焼くと、皮と身の間の脂が香ばしく焼けて、うまみが引き出される。
4のフライパンに水をヒタヒタに加え、強火で煮立たせる。煮汁をすくって絶えず魚に回しかける。
煮汁が少なくなってきたら水適宜を足し、ヒタヒタの量を保ちながら煮立たせる。強火で煮ると、身がふっくらと仕上がる。
魚に火が通ったらあさりを加え、引き続き煮汁を回しかける。あさりの口が開いたら、ミニトマトを加えてサッと混ぜる。
生のミニトマトは煮くずれしやすいので、混ぜすぎに注意。
オリーブ油70~80mlを加え、煮汁とともに魚に回しかける。
オリーブ油の量は煮汁の1/6〜1/4が目安。オリーブ油は香りづけ程度ではなく、たっぷりと。
煮汁が乳化して白っぽくなったら、イタリアンパセリを加え、サッと混ぜて火を止める。煮汁約2/3量とともに器に盛る。
◆日髙さん直伝プロの技◆
1.魚は両面をこんがりと焼いて、うまみを引き出す。
2.絶えず煮汁を回しかけながら強火で煮立たせ、ふっくらと。
3.オリーブ油は最後にたっぷりと!
※真だいのほか、ちだい、めばる、かさごなどでもよい。家庭のフライパン(直径24~26cm)では、300g程度の魚を選ぶとつくりやすい(約2人分)。
◆うまみたっぷりのスープを余さずに!◆
アクアパッツァのリゾット
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