サントノレ
あめがけの小さなシューと、ふんわりフレッシュなメメクリームのサントノレ。ダニエルさんの家に伝わる、おばちゃん(メメ)の味を、つくりやすくアレンジしました。
写真: 辻󠄀調理師専門学校
料理
辻󠄀調理師専門学校
材料
(直径20~22cm 1台分)
- 【シュー生地】
- ・牛乳 95g
- ・水 90g
- ・バター (食塩不使用のもの) 75g
- ・グラニュー糖 5g
- ・塩 1つまみ
- ・小麦粉 (薄力粉) 95g
- ・卵 (Mサイズ) 3コ分(150g)
- 【メメクリーム】
- ・牛乳 300g
- ・卵黄 (Mサイズ) 3コ分(60g)
- ・グラニュー糖 70g
- ・小麦粉 (薄力粉) 20g
- ・卵白 (Mサイズ) 3コ分(90g)
- ・塩 1つまみ
- 【あめ】
- ・グラニュー糖 200g
- ・水 80g
下ごしらえ・準備
1 小麦粉はふるっておく。
2 オーブンを180℃に温めておく。
3 天板に薄くバターを塗っておく。
4 全卵1コをよくほぐして茶こしでこして塗り卵をつくる。
つくり方
鍋に牛乳、水、バター、グラニュー糖、塩を入れ火にかけて沸騰させる。
火を止めて1に小麦粉を一気に加え、表面がなめらかになるまで混ぜてまとめる。
2の生地を再び火にかけて混ぜながら水分を飛ばす。鍋底に生地の薄い膜が張りつくようになったら火から外す。
【シュー生地】をボウルに移して、分量の卵を1コ分ずつ加え、硬さを調節する(生地にツヤが出てヘラですくって3秒間数えて落ちるくらいの硬さ)。
【シュー生地】を直径10mmの口金をつけた絞り出し袋に詰めて、プレートの上に約20cmの大きさに5mm程度間隔をあけ渦状に絞り出し、残った生地を直径3cm程度の大きさに絞る(15コ程度)。
【シュー生地】の表面にはけで塗り卵をぬり、小さなシューはフォークで筋をつけて180℃のオーブンで焼く。直径約20cmの土台は30分間焼いた後ひっくりかえしてさらに20分間焼く(水分がなくなりしっかりした状態)。小さなシューは約30分間で焼きあがり。
膨らんでいる途中でオーブンの扉を開けない。
焼きあがれば、網などに移して冷ます。
亀裂にも焼き色がついていて、持つと見た目より軽く、しっかりしていれば焼き上がり。
鍋に水、グラニュー糖を入れて火にかけカラメル色になるまで煮詰める。途中水でぬらしたはけで鍋肌についたグラニュー糖をきれいにする。煮詰まれば鍋を水につけて冷やし、カラメルの色と固さを調節する。
小さいシューの底をフォークを刺して上部にカラメルをつけ、カラメルを下にしてオーブン用の紙の上で冷まして固める。
あめは高温になるので、素手で扱わないよう、やけどに注意する。
鍋に牛乳を入れ、火にかけて沸騰直前まで温める。
ボウルに卵黄を入れてほぐし、グラニュー糖を加えてしっかりと混ぜ合わせ、小麦粉を加えてさっくりと混ぜ合わせる。
11に10の牛乳の1/3量を加えて溶きのばし、さらに残りの牛乳を加えてなじませる。
鍋にもどして中火にかけ、絶えず底から混ぜながら沸騰して、さらっとした状態になるまで火を通す。
さらさらしていて、ツヤがあり、沸騰していればでき上がり。
でき上がったクリームの乾燥、温度の低下をふせぐためぬれ布巾をかける。
卵白をボウルに入れて塩を加え、ハンドミキサーで低速から高速へしっかりと泡立てきめ細かいメレンゲをつくる。
14のクリームにメレンゲの一部を加え軽くなじませてから残りのメレンゲにもどして泡立て器でざっくりとあわせ、最後にゴムべらで混ぜ、ととのえる。
混ぜすぎないこと。
小さいシューの底に箸で穴を開け、クリームを詰める。
はみ出したクリームはへらでとる。
17のシューの底にあめをつけて土台のシューのふちに一周接着する。
シューにあめをつける時は、トング等を使用して作業するとよい。あめは高温になるので、やけどに注意する。
クリームを2本のスプーンで形を整えながら土台の内側に並べる。中心に小さなシューを飾って出来上がり。
●食べごろと保存方法
冷蔵庫で保存して当日中に食べます。シュー生地やあめがパリッとしている状態で食べるのがおすすめです。
グレーテルのかまど「『大統領の料理人』のサントノレ」より
【原案】 ダニエル・デルプシュ
【レシピ監修】辻󠄀調理師専門学校 喜多村貴光
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