アップルパイ
物語のいろいろな場面で登場するアップルパイ。今回はシリーズ第2作『農場の少年』の文章を頼りに、行楽シーズンにぴったりなふたつ折りのアップルパイを考案しました。お弁当にもおすすめです!
写真: 辻󠄀調理師専門学校
料理
辻󠄀調理師専門学校
材料
(底辺10cmの三角形 9コ分)
- 【パイ生地】
- ・強力粉 125g
- ・薄力粉 125g
- ・塩 5g
- ・冷水 125g
- ・バター 225g
- ・強力粉 適量
- *打ち粉用。
- 【詰め物】
- ・りんご (紅玉) 2コ(約250g程度)
- *ここではジョナゴールドを使用。
- ・ブラウンシュガー 100g
- ・レモン果汁 15ml
- ・シナモンパウダー 少量
- *好みで。
- ・クローブパウダー 少量
- *好みで。
- ・ナツメグパウダー 少量
- *好みで。
下ごしらえ・準備
1 強力粉と薄力粉をよく混ぜ合わせ、ふるっておく。
2 バターを冷蔵庫でよく冷やしておく。
3 水を冷蔵庫でよく冷やしておく。
4 オーブンを190℃に温めておく。
つくり方
合わせてふるった強力粉と薄力粉に、2cm程度の大きさに切った冷たく固いバターを入れ、粉をまぶす。生地を伸ばす段階(5)までバターをつぶさないよう注意する。
冷水に塩を溶かし、表面に振りかける。
粉と水分をなじませるように大きく全体に合わせる。
多少粉が残っている状態で作業台にとり出し、手で押さえ込むようにして一つにまとめる。この段階ではまだバターがごろごろしている状態がよい。
20cmの正方形になるように形を整え、打ち粉を使用しながら、生地の横幅の約3倍まで縦にのばし、三つ折りにする。
生地を90度回転させ、麺棒で横幅の約3倍まで縦にのばし、再び三つ折りにする。表面が乾かないように透明な袋に入れ、冷蔵庫で約1時間休ませる。
のばして三つ折りにする工程(5と6)を1セットとして、3セット。三つ折りが合計6回になるまで行う。
合計6回まで折り込みが終わった生地を麺棒で30cm×30cmの正方形にのばす。
包丁で10cmの正方形に切り、【詰め物】の用意が出来るまでラップをして冷蔵庫に入れておく。
りんご2コ分の皮をむき、くし形に16等分に切り、種と芯の部分を取り除く。
くし形のりんごを薄くスライスして、ブラウンシュガーとレモン果汁を混ぜ合わせ、鍋に移し、へらで混ぜながら弱火で煮ていく。
りんごから出た水分が完全に無くなる手前で火を止める。好みでシナモンパウダー、クローブパウダー、ナツメグパウダーを加える。
バットに薄く広げて冷ます。粗熱が取れたら、ボウルに移しておく。
9の生地の中心に13の【詰め物】をスプーン1杯分のせる。
生地の縁に水を少量塗り、三角形になるように余分な空気を入れないようにしながら折りたたむ。
焼いている間に【詰め物】が漏れないように指で生地を押し、しっかり接着させ、さらにフォークを押し付け、縁に模様をつける。
天板に等間隔に並べ、【詰め物】が入っている部分と模様をつけた縁をナイフで数か所刺し、空気穴を作る。
190℃のオーブンで45分~50分間焼く。
●食べごろと保存方法
当日に常温で食べるのがおすすめ。冷暗所で保存し、翌日中に食べきってください。
グレーテルのかまど「大草原のローラのアップルパイ」より
【レシピ監修】辻󠄀調理師専門学校 小野達也
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