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きょうの料理レシピ

春ちらし

混ぜ込む具の種類は少なめでも、米にだしを加えて炊くことで、うまみ豊かに仕上がります。盤台がなくても上手につくれるので、ぜひお気軽に!

春ちらし

写真: 鍋島 徳恭

エネルギー /430 kcal

*1人分

塩分/3.2 g

*1人分

調理時間 /90分

*干ししいたけを戻す時間、具の粗熱を取る時間、米をざるに上げる時間、炊く時間、すし飯と具をなじませる時間は除く。

材料

(5~6人分)

【すし飯】
・米 540ml(3合)
【A】
・だし 270ml
・水 270ml
・酒 大さじ2
【B】
・酢 大さじ5
・砂糖 大さじ2+1/2
・塩 小さじ1+1/2
【しいたけの含め煮】
・干ししいたけ 8枚(50g)
【C】
・干ししいたけの戻し汁 カップ1
・だし カップ1
・砂糖 大さじ3
【D】
・しょうゆ 大さじ2
・みりん 大さじ1+1/3
・うす口しょうゆ 小さじ2
【にんじんの含め煮】
・にんじん 100g
【E】
・だし カップ1
・酒 大さじ1
・みりん 大さじ1
・うす口しょうゆ 小さじ1/2
・ちりめんじゃこ 40g
・卵 5~6コ
*1人分あたり1コ。
・ブロッコリー 2~3房
・いくらのしょうゆ漬け 適量
・しょうがの甘酢漬け (せん切り) 適量
・塩 小さじ1/3
・サラダ油 適量

つくり方

しいたけの含め煮をつくる
1

干ししいたけはサッと洗ってヒタヒタの水につけ、一晩戻す。軸を除き、水けを絞って薄切りにする。戻し汁はとっておく。

2

鍋に1と【C】を入れて中火にかける。煮立ったらアクを取り、弱火で3~4分間煮る。砂糖を加え、さらに5分間ほど煮て煮て【D】を加え、ごく弱火で15分間ほど煮る。煮汁がヒタヒタになったら、火を止めて粗熱を取る。

! ポイント

ここまでつくって冷凍し、使うときに温め直してもよい(汁ごと冷凍用保存袋に入れ、冷凍庫で約1か月間保存可能)。

3

汁けをきり、飾り用に1/4量をとり分ける。残りは5mm角に切る。

にんじんの含め煮をつくる
4

にんじんは2cm長さのせん切りにして鍋に入れ、【E】を加えて中火にかける。煮立ったらアクを取り、弱火で5~6分間ほど煮て粗熱を取る。

! ポイント

アクを取って色よく仕上げる。

すし飯をつくる
5

米は洗ってざるに上げ、30分間ほどおく。炊飯器の内釜に入れて【A】を加え、ざっと混ぜてすぐに炊く。

! ポイント

混ぜ込む具の種類が少なくてもうまみを感じられるように、水と同量のだしを加えて炊く。

6

【すし酢】をつくる。耐熱容器に【B】を入れ、ラップをせずに電子レンジ(600W)に20秒間かけ、よく混ぜる。

! ポイント

加熱して砂糖を溶かし、酢の酸味をまろやかに!

7

調理台にラップを50~60cm幅に広げて敷く。同じ幅のラップをもう1枚、少し重ねて上に広げ、正方形にする。5が炊けたら、ラップの中央にのせ、6を回しかける。

8

しゃもじで切るように混ぜて1cmほどの厚さに広げ、うちわであおいで余分な水分をとばす。

具を混ぜ込む
9

しいたけ(角切り)とにんじんの含め煮が冷めていたら、人肌に温め直し、ざるに上げて汁けを絞る。ちりめんじゃこはざるに入れて熱湯をかけ、湯をきる。

! ポイント

具もすし飯も人肌ほどの温かさのうちに合わせるのが、味をなじませるコツ。汁けはきつく絞りすぎないように注意。

10

【すし飯】が冷めないうちに9を散らし、しゃもじで切るように混ぜる。ラップで包み、涼しい場所に3時間ほどおいて味をなじませる。

飾る具をつくる
11

卵はボウルに割りほぐし、塩を加えて混ぜる。卵焼き器にサラダ油適量を弱めの中火で熱し、卵液を玉じゃくし1/2杯強流す。

! ポイント

卵は薄くしすぎず少し厚めに焼き、ふんわりとボリューム感を出す。卵液1コ分で2枚が目安。

12

表面が乾いてきたら上下を返し、反対側もサッと焼いて取り出す。残りも同様に焼いて粗熱を取り、食べやすい長さのせん切りにする(錦糸卵)。

13

ブロッコリーは多めの塩を加えた熱湯でサッとゆで、手早く冷まして小さく切る。

14

器に10の【すし飯】を盛り、錦糸卵、【しいたけの含め煮】(薄切り)、いくらのしょうゆ漬け、ブロッコリーを飾り、しょうがの甘酢漬けをのせる。

全体備考

◆飾る具◆
錦糸卵、ブロッコリー、しょうがの甘酢漬け、いくらのしょうゆ漬け、しいたけの含め煮(薄切り)
◆すし飯に混ぜ込む具◆
しいたけの含め煮(角切り)、にんじんの含め煮、ちりめんじゃこ

◆すし飯は1人分ずつ冷凍しても!◆
すし飯は150〜200gずつラップで包み、冷凍庫で約1か月間保存可能。電子レンジ(600W)に2分30秒~3分間ほどかけ、錦糸卵などをのせれば、「蒸しずし」として楽しめます。

きょうの料理レシピ
2022/02/21 春のすし

このレシピをつくった人

後藤 加寿子

後藤 加寿子さん

茶道の家元の家に生まれる。日本料理の奥深い知識に裏打ちされた、シンプルかつ現代的な和食のレシピを提案。食育にも力を入れ、和食文化国民会議副会長を務める。

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