柚子ピール
薄皮をつけたままの肉厚の皮を、甘く、しっとりと煮たら、乾かしてグラニュー糖をまぶします。冬にうれしいお茶うけです。
写真: 宮濱 祐美子
*全量
*全量
*グラニュー糖をまぶしておく時間、乾燥させる時間は除く。
材料
(つくりやすい分量)
- ・柚子(ゆず) 2コ(240g)
- ・グラニュー糖 40g
- *きび糖や三温糖でもよい。
- ・塩 適量
つくり方
柚子は柚子茶の1~3と同様に洗って四つ割りにし、芯と種を除く。果汁を搾り、ざるでこしておく。堅い薄皮があれば取り除き、さらに縦に2等分に切る。
酸に強い鍋(ステンレスやホウロウ)に柚子の皮を入れてグラニュー糖をふり、グラニュー糖が溶けてくるまで20〜30分間おく。果汁を回し入れ、水カップ2/3も加える。
2を中火にかけ、煮立ってきたら弱火にして30分間ほど、プクプクと泡が出て汁けがなくなるまで焦がさないように煮る。
ケーキクーラーなどに並べ、室内の風通しのよい場所に2~3日間おいて乾燥させる。
完全に乾いたら、グラニュー糖(分量外)を全体にまぶす。消毒した保存容器に入れる。
瓶の煮沸消毒法:大きめの鍋に保存瓶とふた、かぶるくらいの水を注いで沸かし、5分間煮沸する。取り出して自然乾燥させる。
●保存
冷蔵庫で約10日間
◆こちらのレシピも参考に◆
柚子茶
このレシピをつくった人
コウ 静子さん
料理家である母、李映林さんの韓国薬膳を取り入れた日々の食卓や、2人のいとこが韓医学博士で韓医師と婦人科医という環境から、薬膳や韓医学を身近に感じて育つ。自身も国際中医薬膳師である。
TV、ラジオ、雑誌など多数のメディアで料理を提案しながら、自分自身と向き合い、日々の食卓を大切にすること。それは心と体を美しく豊かにしてくれるということを、料理を通じて伝えている。
講演、飲食店プロデュースや雑貨の提案も行っている。弟のコウケンテツさんも同じく料理家として活躍中。
著書に「野菜たっぷりの薬膳韓国ごはん」(大和書房)「症状別 体の不調を整えるごはん」(家の光協会)など多数。
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