きんとん卵
つぶしたさつまいもを混ぜた卵焼きは、栗(くり)きんとんと伊達(だて)巻きを合わせたような味わい。やさしい甘さに心がなごみます。
写真: 竹内 章雄
*全量
*全量
材料
(つくりやすい分量)
- ・さつまいも 200g
- ・卵 3コ
- 【A】
- ・牛乳 大さじ3
- ・砂糖 大さじ2+1/2
- ・うす口しょうゆ 小さじ1
- ・塩 少々
- ・サラダ油
つくり方
さつまいもは皮をむいて一口大に切る。鍋に入れ、かぶるくらいの水と塩を加えてゆでる。柔らかくなったら湯を捨て、からいりして水けをとばす。
1をボウルに移し、少し粒が残る程度に木べらでつぶす。
別のボウルに卵を溶きほぐし、2に加えてよく混ぜ合わせる。【A】を加え、なめらかになるまで混ぜる。
つぶしたさつまいもに溶き卵を少しずつ加えながら混ぜる。
卵焼き器(18×18cm)にサラダ油少々をなじませ、3の1/3量を流し入れて広げ、表面が少し乾いてきたら奥から手前に巻く。そのまま奥にずらし、手前にサラダ油少々をなじませる。再び3の1/3量を流し入れて同様に焼き、これをもう一度繰り返す。一口大に切り分けて器に盛る。
◎笠原流ごちそうの極意◎
「縁起のよい食材を使う」
紅白の彩り、長寿を願うえび、将来を見通せるれんこんなど、おせちに込められた意味に思いをはせながら、食材を選び、調理をすることで、特別なごちそうになる。
「丁寧さを心がける」
年に一度のごちそうなので、いつも以上に感性を研ぎ澄ませ、下ごしらえから盛りつけまで何事も丁寧に。それだけで仕上がりが見違える。
「組み合わせの妙」を楽しむごちそうには、食べる人の好奇心をくすぐるような遊び心も必要。意外な食材を組み合わせて新たなおいしさを生み出すことで、非日常感を演出する。
●保存
冷蔵庫で3日間。(塊のまま保存し、食べるときにそのつど切る)
このレシピをつくった人
笠原 将弘さん
有名料亭で修業後、実家の焼き鳥店の後を継ぐ。その後東京・恵比寿に日本料理店をオープン。卓越した料理センスから生み出される独創的な和食が人気を集めている。
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