バスク風チーズケーキ
焦げた外側はほろ苦く、中はトロリと柔らかな口当たり。スペイン・バスク地方のバルが発祥の大人気チーズケーキです。混ぜるだけで簡単。生地を揺らして焼き上がりを見極めるのがポイントです。
写真: 三木 麻奈
*全量
*全量
*冷ます時間、冷蔵庫におく時間は除く。
材料
(直径15cmの丸型【底が外れないタイプ。生地の底にしっかりと焦げ色がつけられる】1台分)
- ・クリームチーズ 220g
- ・グラニュー糖 100g
- 【A】
- ・卵 (M) 3コ(約150g)
- ・卵黄 (M) 1/2~1コ分(約10g)
- ・生クリーム (乳脂肪分45%以上のもの) 170ml
- ・レモン汁 小さじ1/2
- 【B】
- ・薄力粉 大さじ1弱(8g)
- ・コーンスターチ 小さじ1強(4g)
下ごしらえ・準備
1 クリームチーズは2cm厚さにならして耐熱容器に入れ、ふんわりとラップをする。様子を見ながら電子レンジにかけ、常温より少し高めの温度(25~30℃)にして柔らかくする。使う直前まで乾かないようにラップをする。
! ポイント
指がスッと入る柔らかさが目安!
2 【A】はボウルに入れて泡立て器で混ぜ、常温(20〜22℃)に戻す。
3 生クリームは常温に戻す。
4 【B】は合わせてふるう。
5 オーブン用の紙を約30cm四方に切り、型より低くならないように、型に沿わせて敷き込む。折り返しで余った部分はそのままでよい。
! ポイント
側面はクシュッと敷けばOK!
6 オーブンは250〜260℃(焼く温度より20℃ほど高め)に温める。
つくり方
ボウルにクリームチーズを入れてゴムべらで柔らかく練る。グラニュー糖を加え、泡立て器でボウルの縁に押しつけるように回し、よく混ぜる。
【A】の卵の約1/4量を加えて混ぜ、なじませる。残りの【A】を2回に分けて加え、そのつどよく混ぜる。
2に生クリーム、レモン汁を順に加え、そのつど混ぜる。
別のボウルに3の約1/6量を入れ、【B】の粉を加えてよく混ぜ合わせる。これを3に戻し入れ、よく混ぜる。
型に4を流し入れ、天板にのせる。予熱しておいたオーブンに入れ、240℃に設定する。上面に焦げ色がしっかりつき、生地の高さが2~3cm盛り上がるまで約20分間焼く。
作業用手袋をして、天板ごと型を揺すり(やけどに注意)、ユラユラと激しく揺れるようなら、さらに1~3分間焼く。焦げ色が濃くつき、揺れが少し緩やかになったら取り出す。
焦げ色がしっかりつくまでオーブンは開けないこと。240℃で焼き色がつかない場合は、250℃に上げ、様子を見ながら焼く。揺れなくなるまで焼くと、火が通りすぎるので注意。
型ごと網にのせて冷まし、ラップをして冷蔵庫に一晩(8時間)おく。紙ごと型から外し、焦げた生地が紙に残らないようにそっとはがす。温めたナイフで切り分ける。
このレシピをつくった人
小嶋 ルミさん
都内で洋菓子店、お菓子教室を経営。日本の女性パティシエの草分け的存在。シンプルで本物の味、心温まる味を追求したお菓子が評判。
中国語の本も多数出版され、中国のお菓子愛好家の間でも広く知れ渡る。最近では、中国人やタイ人を対象に、日本の菓子づくり教室も開催している。
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