なすとハムのチーズ焼き
なすはフライパンで焼いてから耐熱皿に入れるので、水っぽくならず、香ばしさも出ます。ハムのうまみとチーズのコクでおいしさアップ。
写真: 野口 健志
*1人分
材料
(2~3人分)
- ・なす 4~5コ(350g)
- ・ハム (薄切り) 3枚(60g)
- ・にんにく 1/2かけ
- ・ピザ用チーズ 60g
- ・塩
- ・小麦粉 適量
- ・オリーブ油
- ・こしょう 少々
つくり方
なすはヘタを切り落とし、縦に7~8mm厚さに切る。
ボウルに塩水(水カップ3に塩大さじ1/2)、なすを入れ、2~3分間つける。ざるに上げ、ペーパータオルで水けをよく拭く。
なすの両面に小麦粉をまぶし、軽くはたいて薄くつける。
フライパンにオリーブ油大さじ1+1/2を中火で熱し、3の1/2量を並べる。焼き色がついたら返して両面を焼き、火を止めて取り出す。オリーブ油大さじ1+1/2を中火で熱し、残りのなすも同様に焼いて取り出す。
ハムは4等分に切る。耐熱皿の内側に、にんにくの切り口をこすりつけて香りをつける。
4のなすの1/3〜1/2量を並べ、こしょうをふる。ハム4~6切れをのせ、チーズの1/3〜1/2量を散らす。これを1~2回繰り返して重ねる。
オーブントースターに入れ、チーズが溶けて焼き色がつくまで10~12分間焼く。
◆なすは塩水につけて程よくアク抜き◆
なすはアクの出やすい食材。アクは食材に含まれる好ましくない成分で、えぐみや渋み、変色の原因に。アクを除くと味がすっきりして、色よく仕上がるが、除きすぎると食材の個性も失われるので、程よく除くことが大切。
なすは、切ったあとで塩水につけると、切り口が黒ずむのを防げる。塩水がしみ込むことで、焼いたり炒めたりするときに油を吸いすぎず、早く柔らかくなるメリットも。塩水の濃度は約1.5%で、水カップ3に塩大さじ1/2が目安。
このレシピをつくった人
藤野 嘉子さん
3人の子育て経験に基づいた、家庭でつくりやすく、素材の持ち味を生かした家庭料理を数多く紹介している。ジャンルを問わず、つくりやすいレシピに定評がある。
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