焼きさばずし
福井発祥の「焼きさばずし」を家庭用にアレンジ。市販のしめさばを利用して、巻きすでつくる手軽なレシピです。
写真: 松島 均
*1本分
*米を浸水させる時間、炊く時間は除く。
材料
(2本分/約4人分)
- 【すし飯】
- ・米 200ml(カップ1)
- ・水 230ml
- 【合わせ酢】
- ・酢 大さじ1+1/2
- ・塩 小さじ1/2
- ・砂糖 小さじ2
- ・しめさば (市販品/1枚約130g) 2枚
- ・しょうが 1かけ
つくり方
【すし飯】をつくる。米は洗ってざるに上げ、水けをきる。
1を炊飯器の内釜に入れて分量の水を加える。30分間以上おいて浸水させてから炊く。
炊き上がったら、ご飯を盤台またはバットに移す。よく混ぜ合わせた【合わせ酢】をしゃもじで受けながら全体に回しかけ、手早く混ぜる。むらなく混ざったら、【すし飯】を広げてうちわであおぎ、粗熱を取る。
しめさばは皮に数か所、斜めに切り目を入れる。魚焼きグリルを温め、しめさばの皮を上にして並べる。表面だけに焼き色がつくまで強火で2分間ほど焼き、紙タオルにはさんで余分な脂を取って、そのまま粗熱を取る。
焼きすぎないことがポイント。表面だけに焼き色をつけ、中まで火を通さない。
しょうがは皮をむいて細めのせん切りにし、針しょうがをつくる。
3の【すし飯】を4等分にし、丸く握る。
巻きすにラップを敷き、4の皮を下にして置く。針しょうがを中央に散らし、6を2つのせる。ラップで包んで左右を内側に折り、上から両手で体重をかけて押す。
針しょうがをはさむと、さばのくせが抑えられ、口当たりがさっぱりとする。すし飯がはみ出さないように、ラップの左右はしっかりと折り込んでおく。
さばが上になるように返し、巻きすをかぶせ、形を整えながら両手で体重をかけてしっかりと押す。巻きすごと向きを変え、同様に押す。残りも同様にして、もう1本つくる。
さばがすし飯からずれていないか確認する。ずれていたらラップの上から調整する。両手でギュッギュッと押し、さばとすし飯が離れないように密着させる。向きを変えて逆側からもしっかりと押さえ、全体を均等に押し固める。
巻きすとラップをはずし、包丁をぬれぶきんでふきながら、2cm幅に切る。あれば、甘酢しょうがを添えて盛る。
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このレシピをつくった人
渡辺 あきこさん
各地に伝わる郷土料理に興味をもち、全国の「母の味」を訪ね歩くことがライフワークに。料理教室やテレビ番組、数々の著書を通して、ほっこりとした家庭料理のレシピを伝え続けている。
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