菜の花ご飯
菜の花をはじめ、彩りと味のバランスを考えた7つの具をご飯に混ぜるだけ。華やかで手軽!おもてなしにも重宝の一品。
写真: 鈴木 雅也
*1人分
材料
(4人分)
- ・ご飯 (米) カップ3(600ml)
- *温かいもの。
- ・菜の花 100g
- ・塩昆布 30g
- ・梅干し (大) 2~3コ
- ・卵 2コ
- ・生しいたけ 4枚
- ・白ごま 大さじ4
- ・もみのり (全形) 1枚分
- ・塩
- ・酒
- ・うす口しょうゆ
- ・酢
つくり方
菜の花は、塩少々を入れた熱湯でゆでて、冷水にとる。水けを絞って細かく刻み、うす口しょうゆ小さじ2をふってよく混ぜてからきつく絞る。
ゆでた菜の花にしょうゆをふり、水っぽさをなくすとともに、味をつける。これを「しゅうゆ洗い」という。
塩昆布は小さい角切りにする。梅干しは種を除き、包丁でたたく。
軽く包丁の柄を握り、包丁の先で梅肉をたたく。
卵は小鍋に割り入れ、塩少々、酢1~2滴を加えてよく溶き、中火にかける。菜ばし4~5本で混ぜながら細かくいる。
卵は酢を加えていると鍋にこびりつかず色よく仕上がる。時々鍋を火から外してぬれぶきんの上にのせながら、焦げないようにいる。
生しいたけは、きつく絞ったぬれぶきんでかさをふき、軸を除く。焼き網に並べ、かさに焼き色がついて香りがたつまで焼く。酒・うす口しょうゆ各大さじ1を合わせたバットに、焼きたてのしいたけを入れて浸す。細かく刻み、汁けを絞る。
焼きたてのしいたけを酒とうす口しょうゆにつけて、味を含ませる。
温かいご飯を盤台にあけ、白ごま、2,3,4を散らし、盤台を回しながらしゃもじで混ぜる。もみのりと菜の花を散らし、全体を大きく混ぜる。
【菜の花の保存と使い方】
菜の花を買ってきたら、ゆで(「菜の花と白魚もどきのお椀」参照)、水けを絞ったものを保存すると、使いやすい。紙タオルを敷いた保存容器に菜の花を入れてふたをすれば、冷蔵庫で1~2日間もつ。食べやすく切って、溶きがらし・酒・しょうゆ各少々でサッとあえると、気のきいた一品になる。
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このレシピをつくった人
鈴木 登紀子さん
(1924~2020)青森県生まれ。都内で料理教室を主宰。本格懐石から毎日の惣菜まで、味わい深く凛とした盛りつけの和食を伝える第一人者。テレビのバラエティー番組でも活躍。
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