食パンのトースト
意外に知らない、パンの扱い方。パンの切り方や保存法、トーストの基本を伝授。
写真: 松島 均
*1枚分
材料
(1枚分)
- ・食パン (4枚切り) 1枚
- ・バター 適量
- ・塩 少々
つくり方
食パンは、表面に約1cm深さの切り目を、十文字に入れる。オーブントースターまたは230~250℃に熱したオーブンでこんがりと焼く。バターをぬる。好みで塩をふってもよい。
【トーストの極意】
●表面はカリッと香ばしく、中はフワッと焼きたいもの。そのためには、高温で短時間に焼き上げることが大切。そうすると、パンに含まれている水分が蒸発しすぎず、ふっくらと仕上がる。
●オーブントースターを使う場合、庫内が小さいので、あらかじめ温める必要はない。冷凍したパンは、解凍せずにそのまま焼く。
●オーブンで焼くときは、あらかじめ230~250℃に熱してからパンを入れる。冷凍したパンは解凍しないでそのまま焼く。
【食パンの切り方】
・底の面を手前にして、まな板にねかせて置くと切りやすい。これは、型に接する側面や底の部分が、よく焼けて堅くしまっているため。また、焼きたてのパンは柔らかすぎて切りにくいので、半日~1日おいてから切るとよい。
・包丁は、波刃よりも普通の刃のほうが、断面にダマができにくい。また、パンの高さよりも刃渡りの長い包丁を使えば、刃の先端がパンの柔らかい部分を傷つける心配がない。大きく前後させて切る。
【食パンの保存法】
・2~3日間で食べる予定なら、しっかりと封をして、直射日光が当たらない涼しい場所におけばよい。それ以上保存したい場合は、冷凍用密封袋に入れて冷凍庫で保存する。約2週間を目安に食べきるとよい。保存の際、パンの間にオーブン用の紙を1枚ずつはさむと、パンどうしがくっつかず、あとで取り出しやすい。なお、食パンを冷蔵庫に入れると、味が劣化するので避けたほうがよい。
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このレシピをつくった人
脇 雅世さん
約10年フランスに滞在し、パリの料理学校やレストランで料理を習得。帰国後はテレビや雑誌でフレンチのエスプリをベースにしたレシピを提案している。料理のジャンルは和洋中からお菓子まで。神楽坂で主宰する料理教室は35年以上続いている。2014年フランス政府より農事功労章を受勲。
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