青梅ビネガー
水や牛乳で割って、健康ドリンクとして楽しめるフルーツビネガーをフレッシュな青梅でつくります。材料の酢と青梅は、どちらもクエン酸豊富で健康効果は抜群。フルーティでくせの少ない、りんご酢でつけるのがおすすめです。
写真: 竹内 章雄
*梅のアクを抜く時間、漬ける時間は除く。
材料
(つくりやすい分量)
- ・青梅 1kg
- ・氷砂糖 600g
- ・りんご酢 カップ5
- *または好みの果実酢。
下ごしらえ・準備
梅の選別
1 割れてしまった梅、大きな傷や斑点のある梅は、漬けている間に傷みやすいので取り分けて。
! ポイント
ただし、気になる部分を切って除けば、しょうゆ漬けやジャムには使えるので、むだなく利用しましょう。
つくり方
青梅はたっぷりの水に1~2時間つけてアク抜きをし、下処理をする(全体備考参照)。
保存瓶に梅と氷砂糖1/3~1/2量ずつを、交互に入れる。
りんご酢を注ぎ、ふたをして暗く涼しいところにおく。
1日1回を目安に時々瓶を揺すり、氷砂糖を溶かす。
●飲みごろは約1か月後
氷砂糖が溶けて、梅の果肉にしわが寄ったら飲みごろ。水や炭酸水、牛乳で割って!
●保存
暗く涼しいところで約1年間。
●梅とビネガーを分ける
梅のエキスが十分に出たら、清潔な箸で取り出す。シワシワになりきらないうちに取り出して、ピクルスやコンポートなどに使っても!
【梅の下処理】
1.大きめのボウルに梅を入れて、たっぷりと水をはり、梅を傷つけないようにやさしく洗う。
2.ざるに上げて水けをきり、厚手の紙タオルで拭く。水がたまりやすい、なり口のくぼみの部分も丁寧に。
3.なり口のヘタを竹串で取り除く。何度も刺すと実が傷つくので、取れにくいものは無理せずそのままに。
【容器】
ここでは、容量4リットルの耐熱ガラス製の保存瓶を使用。漬ける途中で瓶を揺すって液体を回すため、余裕のある大きさを選ぶとよい。本体とふたは消毒して使う。
【容器の消毒】
容器が耐熱性で鍋に入るサイズであれば、煮沸しておくと安心だが、酢をたくさん使う保存食や冷蔵庫で保存するものは、焼酎や食品用アルコールで消毒すれば十分。
このレシピをつくった人
舘野 真知子さん
(1973〜2022)栃木で8代続く農家に生まれ、産地直送の野菜を使ったレストランのシェフを経て独立。発酵食が得意で、料理教室やワークショップで、さまざまな国の人に発酵食品のすばらしさを伝えた。
つくったコメント