アカモクたっぷり天津飯
かにたまをご飯にのせ、甘酢あんをかけたボリュームたっぷりの人気の中華。卵焼きと甘酢あん、ダブルでアカモクを使って、たっぷりと味わいます。
写真: 原 ヒデトシ
*1人分
*1人分
材料
(2人分)
- ・卵 4コ
- ・ねぎ (細切り) 1/5本分(20g)
- ・しょうが (細切り) 少々
- 【A】
- ・アカモク 15g
- *全体備考参照。
- ・かにかまぼこ (ほぐす) 50g
- ・トマト (皮を湯むきして5mm角に切る) 1/2コ分
- 【アカモク甘酢あん】
- 【B】
- ・水 140ml
- ・砂糖 大さじ3
- ・酢 大さじ3
- ・しょうゆ 大さじ1+1/2
- ・アカモク 20g
- ・水溶きかたくり粉 大さじ1
- *かたくり粉を同量の水で溶く。
- ・ごま油 少々
- ・ご飯 (温かいもの) 300g
- ・酒 大さじ1
- ・塩 小さじ1/5
- ・こしょう 少々
- ・サラダ油
つくり方
ボウルに卵を割り入れ、空気を入れ込むように溶きほぐす。酒、塩、こしょうを加えて混ぜる。
フライパンにサラダ油小さじ1を中火で熱し、ねぎ、しょうがを炒めて1のボウルに加える。【A】も加えて混ぜる。
同じフライパンにサラダ油大さじ1を強めの中火で熱し、2の卵液を加えて丸く成形しながら両面を焼いて取り出す。
◆食感をプラス◆
プチプチした食感を生かし、この料理ではアカモクはたたかず卵焼きとあんに用いる。
【アカモク甘酢あん】をつくる。フライパンをきれいにし、【B】を入れて中火にかけ、沸いてきたらアカモクを加えて火を止める。水溶きかたくり粉を2回に分けて溶き入れてとろみをつけ、再度中火にかけてごま油を加える。
器にご飯を盛って3をのせ、4をかける。
◎アカモク◎
ネバネバ・シャキシャキとした独特の食感が魅力の海藻。地域によりギバサ、ナガモ、ギンバソウなどとも呼ばれる。食物繊維やポリフェノール、ミネラル豊富な健康食材として近年注目を集め、ゆでてパック詰めされた状態や、乾物が市販されている。今回のレシピはゆでてあるものを使用。
~食感を生かして、ソースやあん、スープに~
粘りが強く、かつシャキシャキとした歯ごたえもあるのがアカモクの魅力。ソースやあんなどに使えば適度なとろみがつき、うまみも加わる。乾物の場合は戻したあと包丁でたたいて粘りを出す。ゆでてパック詰めなどで市販されているものはそのままでも粘りがあるが、たたくとさらに粘りが増す。
このレシピをつくった人
陳 建太郎さん
祖父・建民、父・建一と引き継がれた四川料理の技を習得中。2年間の中国・四川省での料理修業を経て、伝統の味に現代の食材を加えた料理を発表している。1979年生まれ。趣味はゴルフと映画鑑賞。
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