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きょうの料理レシピ

冬野菜の寒天寄せ

カリフラワーとゆり根、白い野菜だけを使った寒天寄せは、冬景色をそのまま切り取ったかのようなたたずまい。ホックリとゆでた野菜のやさしい甘みと上品なだしのうまみが、しみじみおいしい一品です。

冬野菜の寒天寄せ

写真: 野口 健志

エネルギー /90 kcal

*全量

塩分/4.8 g

*全量

調理時間 /25分

*寒天液を冷ます時間、冷やし固める時間は除く。

材料

(12×14×4cmの流し函<かん>1コ分)

・カリフラワー (小房に分ける) 50~60g
・ゆり根 50~60g
・だし カップ2
・粉寒天 大さじ1/2(3g)
【A】
・塩 小さじ2/3
・うす口しょうゆ 小さじ1/4
・みつば 適量
・塩

つくり方

1

カリフラワーは、塩少々を加えた熱湯で4~5分間ゆでる。ざるに上げて粗熱を取り、5mm厚さに切る。ゆり根は1枚ずつはがして洗い、変色した部分をこそげ取り、大きいものは半分に切る。塩少々を加えた熱湯で3分間ほどゆで、少し堅さが残るくらいで、ざるに上げて冷ます。

2

鍋にだしと粉寒天を合わせてよく混ぜ、中火にかける。煮立ったら弱めの中火にして【A】を加え、へらで混ぜながら2~3分間火を通す。

! ポイント

火の通し方が足りないと固まらなかったり、仕上がりがザラつく原因になるので、しっかりと煮る。

3

角箸2本の上に流し函をのせ、2を流し入れる。カリフラワーとゆり根をバランスよく散らして加え、粗熱が取れたら冷蔵庫で2時間以上冷やし固める。

! ポイント

流し函の下に隙間をつくっておくと、熱の逃げ道になり、寒天液が早く冷める。

4

みつばは塩少々を加えた熱湯でサッとゆでて冷水にとり、水けを絞って1cm幅に刻む。3を6等分に切って器に盛り、みつばをあしらう。

! ポイント

包丁の刃先を斜めに入れたら、小刻みに動かさず、なるべく一気に押しながら切ると、きれいな断面になる。

全体備考

●保存
切らずに流し函に入れたまま、冷蔵庫で2~3日間。切ったものは、断面が縮んだり水分がにじみ出てきたりするので、2日間以内に食べきる。

きょうの料理レシピ
2019/12/17 おせちにもなるごちそう

このレシピをつくった人

前沢 リカ

前沢 リカさん

東京・渋谷区の和食店店主。旬の野菜や乾物を使った、体にやさしく味わい深い料理にはファンが多い。NHKテキスト『趣味の園芸やさいの時間』では、野菜を使った酒の供を紹介する「百年レシピ滋味酒菜」を連載中。

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