きょうの料理レシピ
しもつかれシチュー
節分にまいた残りの大豆や、体の温まる酒かすを使う、栃木県の行事食“しもつかれ”の伝統は生かしつつ、おかずとして食べやすいシチュー風に仕立てました。那須高原をはじめ、酪農がさかんな栃木県の牛乳が、全体をマイルドにまとめます。
写真: 原 ヒデトシ
エネルギー
/590 kcal
*全量
塩分/5.2 g
*全量
調理時間
/45分
材料
(つくりやすい分量)
- ・大根 600g
- ・にんじん 100g
- ・ベーコン (塊) 50~60g
- ・いり大豆 20g
- ・酒かす (板状のもの) 30g
- ・牛乳 120ml
- ・塩 適量
つくり方
1
大根とにんじんは鬼おろしで粗くすりおろす(またはフードプロセッサーに短めにかける)。ベーコンは一口大の角切りにする。
! ポイント
鬼おろしを使うと粗くすりおろすことができ、水分が出にくい。ない場合はフードプロセッサーで同様に粗く刻む。
2
厚手の鍋に1を入れて中火にかけ、フツフツとしてきたら弱火にし、ふたをして約30分間蒸し煮にする。途中1~2回混ぜる。
3
いり大豆を加えて全体がなじんだら、酒かすを大きめにちぎり、鍋の真ん中に入れる。酒かすが溶けるまで混ぜずに煮る。牛乳を加えて5~6分間温め、塩で味を調える。
! ポイント
大きめにちぎった酒かすをゆっくりと自然に煮溶かし、全体になじませる。
全体備考
【しもつかれ】
初午(はつうま)の日につくり、稲荷(いなり)神社に供える栃木県伝統の行事食。大根おろしに酒かす、いり大豆、塩ざけの頭、野菜などを加えて煮る。
きょうの料理レシピ
2019/01/29
つくろう! にっぽんの味47
このレシピをつくった人
音羽 和紀さん
栃木県・宇都宮市出身。ドイツ、スイス、フランスで西洋料理を学び、帰国後、宇都宮にフランス料理店を開店。宇都宮市内で38年、栃木の食材の魅力を、親しみやすい料理で発信し続けている。
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