たまねぎの洋風ピクルス
酸っぱいのが苦手な人でも食べやすい、たまねぎの甘さが引き立つ定番のピクルスです。
写真: エレファント タカ
*全量
*全量
*ピクルス液とたまねぎの粗熱を取る時間、ピクルスをなじませる時間は除く。
材料
(つくりやすい分量/直径9×高さ11cmの瓶1コ分)
- ・たまねぎ 1コ
- 【ピクルス液】
- ・米酢 カップ1
- ・白ワイン 大さじ4
- ・砂糖 大さじ3
- ・黒こしょう (粒) 10粒
- ・ローリエ 2枚
- ・塩 1つまみ
つくり方
【ピクルス液】をつくる。鍋に【ピクルス液】のすべての材料を入れ、中火にかける。砂糖が溶けたら火を止めて、粗熱を取る。
【ピクルス液】が熱いと、瓶に入れたときに水蒸気がたまり水っぽくなる。
たまねぎは縦に半分に切って根元の堅いところを取り除き、繊維に沿って2mm幅の薄切りにする。
鍋に水カップ5と塩を入れて中火にかけ、沸いたら2のたまねぎをサッとゆでてざるに上げる。粗熱を取り、紙タオルで水けをしっかり拭く。
たまねぎの水けが残っていると【ピクルス液】がうすまるので、しっかり拭き取る。
清潔な保存瓶に3のたまねぎを入れ、1を注ぐ。冷蔵庫で一晩なじませる。
【保存】
冷蔵庫で約10日間保存可能。
◆「毎日のおかず」になるピクルス3か条◆
おかずに使えるピクルスをつくるには、野菜の味わいを残しつつ、ピクルス液をしみ込ませること。
1)野菜にひと手間を
野菜は漬ける前に下準備をすると、味がよくしみ込む。例えば、たまねぎのように水分の多い野菜は下ゆですることで、水っぽくならない。また生で食べられるきゅうりやセロリなどは塩水に浸してから、きのこや根菜類は加熱してから漬ける。
2)まろやかで香りのよいピクルス液
ピクルス液は熱して砂糖を溶かし、酒のアルコール分をとばすことで、まろやかな味わいに。好みでスパイスを加え、香りを楽しむ。残ったピクルス液は、ピクルス液1に対し、新しいピクルス液3以上の割合を目安につぎ足せば、もう一度使える。
3)清潔な保存瓶で
ピクルスを長もちさせるためには、清潔な保存瓶が必須。まず鍋の中に瓶を入れ、かぶるくらいまで水を注ぐ。沸騰したら10分間そのまま加熱し、乾いた布巾に伏せて水けを完全に乾かす。野菜を詰めるときやピクルスを取り出すときは、清潔な箸を使う。
このレシピをつくった人
どい ちなつさん
兵庫県・淡路島在住。“こころとからだにやさしいごはん”をテーマに、料理教室「季節の台所」やワークショップを開催。旬の食材を使い、野山の彩りを添えた料理が評判を呼ぶ。現在、海の見える丘で、家とアトリエを改装中。
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