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きょうの料理レシピ

えびときのこのとろみ煮

トロリとしたスープのように汁がたっぷりのうま煮です。中国では「ゴン」と呼ばれています。帆立の貝柱に見立てたエリンギの輪切りで食感もにぎやかに。とろみを強くし丼仕立てにするのもおすすめの食べ方です。

えびときのこのとろみ煮

写真: 野口 健志

エネルギー /160 kcal

*1人分

塩分/1.5 g

*1人分

調理時間 /25分

材料

(2~3人分)

・えび (殻付き/無頭) 10~12匹
【A】
・塩 1つまみ
・こしょう 少々
・かたくり粉 小さじ1/2
・ごま油 小さじ1/4
・卵 2コ
・エリンギ (大) 1本
・しめじ 1/2パック(50g)
・なめこ 1/2パック(50g)
・ねぎ 5cm
・紹興酒 大さじ1
*または酒。
【B】
・チキンスープ カップ1+1/3
*顆粒(かりゅう)チキンスープの素(もと)(中国風)小さじ1+1/2を湯カップ1+1/3で溶く。
・しょうゆ 小さじ1強~大さじ1/2
・砂糖 小さじ1
・こしょう 少々
・塩
・かたくり粉
・ごま油

つくり方

1

えびは殻をむいて背ワタがあれば除き、塩2つまみ、かたくり粉大さじ1をまぶしてもむ。水で2~3回洗って汚れを落とし、水けを拭いてボウルに入れる。【A】を順に加え、そのつどよく混ぜる。

2

卵は1コを卵黄と卵白に分け、卵白大さじ1を1のえびにからめる。卵黄と卵白の残りは、もう1コの卵と合わせて溶いておく。

! ポイント

えびに卵白をもみ込んで加熱すると、プリッとした食感に。余った卵白と卵黄は、もう1コの卵と合わせて仕上げに使う。

3

エリンギは軸を3~4mm厚さの輪切りにし、かさは大きければ半分に切る。しめじは根元を切ってほぐす。なめこはざるに入れ、流水でサッと洗って水けをきる。ねぎは粗いみじん切りにする。

4

フライパンにごま油大さじ1/2~1を中火で熱し、2のえびを広げて入れる。色が変わったら裏返して片側に寄せ、エリンギを加えて炒める。

! ポイント

えびは火を通しすぎると堅くなってしまうので注意。

5

しめじを加えてサッと炒め、紹興酒をふって混ぜる。【B】を加え、煮立ったら弱火にし、なめことねぎを加えて1~2分間煮る。

6

再び中火にし、かたくり粉大さじ1+1/2を倍量の水で溶いて加え、すぐに混ぜながら煮立ててとろみをつける。2の溶き卵を回し入れて大きく混ぜ、ふんわりしたら火を止め、ごま油少々を加えて混ぜる。

! ポイント

溶き卵を加えると、多めの煮汁と具がふんわりとまとまる。

全体備考

【ポイント】
中国風の煮物は、最初に油で炒めてから煮込むものが多い。肉や魚のくせをやわらげるために、ねぎ、しょうが、にんにくのような香味野菜を使うのも特徴。あっさりした魚介は、ごま油で炒めてコクをプラスする。

きょうの料理レシピ
2017/11/08 秋の煮物はこれで決まり!

このレシピをつくった人

髙城 順子

髙城 順子さん

幅広いジャンルの料理に精通し、本格的な味を誰にでもつくりやすいレシピで提案。野菜のおいしさを引き出す料理が得意。「きょうの料理ビギナーズ」の監修を2年半務める。

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