干ししいたけとしいたけの甘煮
生と干し、2つの食感の違いを楽しむ煮物です。だしは使わず、しいたけのうまみと香りを生かします。
写真: 鍋島 徳恭
*1人分
*1人分
*干ししいたけを湿らせておく時間、味を含ませる時間は除く。
材料
(2人分)
- ・干ししいたけ 3枚
- ・生しいたけ 8枚
- ・油揚げ 1枚
- 【A】
- ・酒 カップ1/2
- ・水 カップ1
- ・三温糖 大さじ1+1/2
- ・しょうゆ 大さじ1/2~1弱
つくり方
干ししいたけは、霧吹きで水をかけて全体をしっかり湿らせ、10~15分間おく。軸の周りに包丁の先で切り目を数か所入れ、手で軸を取る(きのこ鍋の3参照)。かさを粗みじん切りにする。
生しいたけは紙タオルで汚れを拭き、石づきを除き、軸は取って手で裂く(かさの部分はそのままでよい)。
油揚げはサッと湯にくぐらせて油抜きをし、絞ってフードプロセッサーでかくはんし、細かくする(または包丁で細かく刻む)。
鍋に1と3を入れ、【A】を注ぎ、中火にかける。少し煮たら、2の生しいたけの軸を加え、ふたをして煮る。
煮立ったら、生しいたけのかさの部分を加え、三温糖を加える。厚手の紙タオル(不織布タイプ)で落としぶたをし、さらに鍋のふたをして、煮汁がヒタヒタになるまで約10分間煮る。味をみて、しょうゆを加え、火を止める。ふたをしたまま粗熱が取れるまでおき、しっかり味を含ませる。
【しいたけが残ったら】
半端に残った生しいたけは、時間とともに水分が出てくるので、その日のうちに焼きびたしにするのがおすすめ。石づきを切り落として軸とかさに分け、表面に紙タオルでオリーブ油を薄く塗り、網焼きにするか、魚焼きグリルでこんがり焼きます。あとは保存容器に入れ、ポン酢やにんにくじょうゆを回しかけるだけ。おつまみとして食べたり、大根おろしとあえても。冷蔵庫で2~3日間保存できます。
このレシピをつくった人
松田 美智子さん
都内で料理教室を主宰。惣菜からもてなし料理、保存食まで、和洋中のジャンルを超えて幅広く指導。鍋料理の本も執筆。テーブルウェアの開発などにも携わる。
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