豚肉の香味テンジャン焼き
ビタミンB1が豊富で疲労回復効果のある豚肉に、にら、ねぎ、にんにく入りのみそ(テンジャン)味のヤンニョムを塗った、韓国版ポークソテーです。プルコギの原点ともいわれるはるか昔の宮中料理を、日本でもつくりやすいレシピで。
写真: 木村 拓(東京料理写真)
*1人分
*1人分
材料
(2人分)
- ・豚ロース肉 (8mm~1cm厚さの切り身) 2枚
- ・にら 1ワ
- 【A】
- ・みそ 大さじ1/2
- ・酒 大さじ1/2
- ・水 大さじ1/2
- ・しょうゆ 小さじ1
- ・すりごま 小さじ1
- ・ごま油 小さじ1
- ・砂糖 小さじ1弱
- ・ねぎ (みじん切り) 5cm分
- ・にんにく (たたきつぶしてみじん切り) 2かけ分
- ・すりごま (白) 適量
- ・ごま油
- ・塩 適量
つくり方
豚肉は両面に細かく格子状の切り目を入れる。にらは2~3本を3~4mm幅に刻む(残りはナムル用にとっておく)。
肉は全体に包丁の刃元で丁寧に切り目を入れておくと、そり返らずにきれいに焼ける。
ヤンニョムをつくる。【A】をよく混ぜ合わせ、1で刻んだにらとねぎ、にんにくを加えて混ぜる。皿などに半量を広げて豚肉をのせ、残りを上に塗って5分間ほどおく。
その間に、にらのナムルをつくる。1の残りのにらを熱湯にサッとくぐらせ、色鮮やかになったら水に放す。程よく絞って食べやすく切り、ボウルに入れて、ごま油・塩各適量、すりごまを加えてあえる。
2の肉はヤンニョムを軽くぬぐっておく。フライパンにごま油適量をひいて中火にかけ、肉を並べ入れる。焼き色がついたら裏返し、焦がさないように、さらに1分間ほど焼く。ふたをして火を弱め、中まで火を通す。途中、皿に残ったヤンニョムを上からかける。
肉に弾力が出たら、ふたを取ってサッと焼き上げ、器に盛る。フライパンに残ったヤンニョムをかけ、3を添える。
【にら】
疲れたときには、ヤンニョムにも付け合わせにもたっぷりと。
このレシピをつくった人
ジョン・キョンファさん
KOREAN COOKING キョンファ スタジオ主宰。
40年にわたり朝鮮半島の食文化の普及に努める。NHK「きょうの料理」をはじめテレビ、雑誌、料理講習会などを通し、おいしくて健康によい韓国料理をわかりやすく紹介している。わかりやすい授業と明るいキャラクターで料理教室は常に賑わっている。韓国ドラマ「チャングムの誓い」日本版料理監修も担当した。手づくり料理で愛情いっぱいに育てた三人の子供たちは成人し巣立って行った。「オンマ(母)」として、三人の孫の「ハンメ(祖母)」として楽しい食卓づくりに励む毎日。著書多数。
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