ミルフィーユ牛カツ
すき焼き用の牛肉を重ねているから食べやすくなります。サクッと揚がった肉の中からチーズがトロ~リでボリューム感もばっちり、最高です!
写真: 鈴木 泰介
*1人分
*1人分
材料
(2人分)
- ・牛肉 (すき焼き用) 4枚(250~300g)
- 【A】
- ・スライスチーズ (半分に切る) 3枚分(60g)
- ・バジルの葉 (生) 6枚
- ・生ハム (小) 6枚(30g)
- 【B】
- ・小麦粉 適量
- ・溶き卵 適量
- ・パン粉 (細かいもの) 適量
- ・トマト (小/2~3mm厚さの輪切り) 2コ分
- ・オレガノ (乾) 少々
- ・タイム (生) 1本
- ・エクストラバージンオリーブ油 適量
- ・飾り用のバジルの葉 適量
- ・塩
- ・黒こしょう (粗びき) 少々
- ・揚げ油 適量
- ・こしょう 少々
つくり方
牛肉1枚を横に広げ、片面に塩・黒こしょう各少々をふる。左端に【A】の1/6量を順に重ね、その上に牛肉1枚を縦長に置く。同様に【A】の1/6量を順に重ね、横長の肉を左側に折りたたむ。さらにその上に【A】の1/6量を順に重ね、縦長の肉を手前に折りたたみ、全体の形を整える。同様にもう1コつくる。
◆肉と具材を重ねる◆
しゃぶしゃぶ用の肉では薄すぎるので、程よく厚みのあるすき焼き用の肉を使う。薄切り肉でも2枚を上手に使い、風味の強い具材を加えることで、食べやすく、満足感のある仕上がりに。
1に【B】の衣を順にまぶす。フライパンに約1cm深さに揚げ油を入れて180℃に熱し、1を並べてふたをする。ふたの内側に水滴がついたら静かに外し(水滴が油に落ちないように注意)、スプーンで肉の表面に油を回しかけ、底面に焼き色がついたら裏返す。水滴を拭き取って再度ふたをし、弱火にして中まで火を通す。これを繰り返しながら表面をカリッとさせ、中央に竹串を10秒間刺して抜き、下唇に当てて温度を確かめる。冷たく感じたら再びふたをし、温かければ火を止め、取り出す。
◆表面に油をかける◆
中まで火を通すためにふたをするが、そのままだと衣がしんなりしてくるので、時々表面に油を回しかけてカリッとさせる。肉には上下から油がかかり、たっぷりの油で揚げたように仕上がる。
アルミ箔(はく)にエクストラバージンオリーブ油少々をふってトマトを広げて置く。塩・こしょう各少々とオレガノをふり、タイムをちぎってのせ、再度エクストラバージンオリーブ油少々をふる。魚焼きグリルに入れ、表面にほんのり焼き色がついたら取り出す。
◆トマトを焼く◆
トマトは付け合わせであり、ソースでもある。焼くことで、水分がとんでうまみが凝縮、酸味の中にも甘みを感じられる。ハーブを加えれば風味が増す。
皿にトマトを並べ、2を置いてバジルをのせる。
このレシピをつくった人
大宮 勝雄さん
フランス、イギリス、ニュージーランドで研さんを積み、その経験を生かしたアイデア豊かな洋食が人気。東京・浅草の仲見世通りの近くに洋食レストランをオープンして40年になる。
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