きょうの料理レシピ
昆布巻き
「巻物」は学問の象徴であり、文化の発展を願う心がこめられています。中でも昆布巻きは、「よろこぶ」という言葉とかけて、二重におめでたい一品です。早煮昆布と半乾燥のにしんを使えば、気負わずに本格的な味になります。
写真: 鈴木 雅也
エネルギー
/240 kcal
*1人分
調理時間
/80分
材料
(4人分)
- ・早煮昆布 150g
- ・身欠きにしん (ソフトタイプ) 2本
- ・かんぴょう 適量
- *2m強が目安。
- 【煮汁】
- ・水 カップ6+1/2
- ・酒 カップ1
- ・砂糖 大さじ3+1/3
- ・みりん 大さじ6
- ・しょうゆ 大さじ3
- ・酢 大さじ1
- ・塩 適量
つくり方
1
昆布は長いものは約20cm長さに切り、サッと水にくぐらせて、柔らかくする。
2
身欠きにしんは水からゆでて、沸騰したら取り出す。小骨を抜き、幅を昆布の幅に合わせて切ってから、約1.5cm角の拍子木形に切る。
3
かんぴょうは少量の塩水に浸してもむ。沸騰した湯に入れてさっとゆで、水にとる。約20cm長さに切り、1本につき縦半分に切る。
! ポイント
かんぴょうは、ゆですぎて柔らかくなると、結んだときに切れやすいので注意。
4
にしんを昆布で好みの太さに巻き、さらに昆布をあと2枚巻く。
! ポイント
昆布巻き1つにつき、昆布を3枚巻いて、ボリュームを出す。
5
3のかんぴょうを、昆布巻き1つにつき、2本ずつ巻いて結ぶ。
6
鍋に5と煮汁の材料を入れ、中火にかける。水にぬらした落としぶた(または紙ぶた)をし、煮汁がほぼなくなるまで約1時間煮る。
全体備考
【早煮昆布、身欠きにしん】
早煮昆布は、厚みが薄いので、煮る時間が短くてすむ。にしんは、戻すのに時間がかかる本干しではなく、半乾燥のソフトタイプが使い勝手がよい。
きょうの料理レシピ
2006/12/12
村田 吉弘の基本のおせち
このレシピをつくった人
村田 吉弘さん
京都の日本料理店3代目主人。和食がより簡単に、楽しくなるアイデアレシピを数多く提案し、家庭料理のつくり手を応援している。
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