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きょうの料理レシピ

万願寺とうがらしのスパゲッティ

大きくて肉厚、甘みのある万願寺とうがらしをイタリアンでいただきます。

万願寺とうがらしのスパゲッティ

写真: ハリー 中西

エネルギー /380 kcal

*1人分

調理時間 /10分

*昆布だしをとる時間は除く。

材料

(2人分)

・スパゲッティ (1.6mm) 160g
・万願寺とうがらし 2本
*なければ、伏見とうがらし、ししとうがらしなどでもよい。
・ちりめんざんしょう 大さじ2
・エクストラバージンオリーブ油
・木の芽 適量
・昆布 (20cm角) 1枚
・塩

つくり方

1

昆布は表面の汚れをふいてパスタ鍋に入れ、水2~2.5リットルをはる。一晩(約8時間)おいて、昆布だしをとり、昆布を取り出す。

! ポイント

時間がない場合は、水から昆布を入れて火にかけ、沸いたら昆布を取り出す。

2

万願寺とうがらしは種を抜き、輪切りにする。

3

フライパンにエクストラバージンオリーブ油大さじ1、2を入れ、塩少々、水約大さじ1をふる。中火にかけ、ふたをして焦がさないように蒸し焼きにする。

! ポイント

サッと蒸し焼きにすることで、万願寺とうがらしの甘み、うまみが凝縮するとともに、香ばしくなる。

4

1に水の量の約1%の塩を加えて火にかけ、スパゲッティをゆでる。ゆで上げたらスパゲッティをざるなどに上げ、ゆで汁はボウルにとっておく。しっかりとスパゲッティの水けをきって、鍋に戻し入れ、3、ちりめんざんしょうを加えてよく混ぜる。このときぱさつくようなら、取り分けておいたスパゲッティのゆで汁少々を加える。

! ポイント

昆布だしでスパゲッティをゆでると、ピカピカ、ツヤツヤにゆで上がる。また、うまみがあるので、塩の分量を控えめにできる。
スパゲッティを鍋に戻して具を混ぜると、鍋に残ったでんぷん質と熱で、よく具がからむ。残ったゆで汁は、ねぎや溶き卵を加えてスープにするとおいしい。

5

温めておいた器に盛り、たっぷりの木の芽を散らし、エクストラバージンオリーブ油少々をふる。

全体備考

【万願寺とうがらし】
京都北部の万願寺周辺で栽培され、6月~8月ごろが最盛期。長さは15cmほどと大きく、肉厚で柔らかい。辛み成分はなく、甘くて風味がよい。

京料理では、煮たり焼いたり、天ぷらにしたりする万願寺とうがらし。味の濃いものや油を使ったものとの相性が抜群。ちりめんざんしょうを合わせることで、味にアクセントをもたらすとともに、ちりめんざんしょうの濃い味を緩和し、万願寺とうがらしの甘さを生かす。

きょうの料理レシピ
2006/07/27 料理今むかし

このレシピをつくった人

笹島 保弘

笹島 保弘さん

京都のイタリア料理店のシェフ。関西のイタリア料理店数軒で修業した後、京都市内にイタリア料理店を開店。正統派イタリア料理と京都の食材を組み合わせたメニューで人気を博している。

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