オクラといかのトマト煮
酸味のあるトマトとオクラは相性ぴったり。いかは、するめいかや、やりいかでも。
写真: 原 俊彦
*1人分
材料
(4人分)
- ・オクラ 16本
- ・昆布水 40ml
- *水カップ5に3~4cmの長さの昆布を30分間つけたもの。水でもよい。
- ・けんさきいか 2はい(約500g)
- 【いかだし用】
- ・白ワイン 100ml
- ・スープ 120ml
- *固形スープの素(洋風)を表示の2倍量の湯で薄く溶く。
- 【濃縮トマトソース】
- ・たまねぎ (みじん切り) 大さじ2
- ・エシャロット (みじん切り) 大さじ1
- *ねぎの白い部分でもよい。
- ・トマト (湯むきしてザク切り) 正味160g
- ・トマトの水煮 (缶詰/ザク切り) 200g
- ・にんにく (つぶす) 2かけ分
- ・白ワイン 80ml
- ・イタリアンパセリ 適宜
- ・塩
- ・エクストラバージンオリーブ油
- ・こしょう 少々
つくり方
オクラは塩少々をまぶして軽くもみ、流水で洗う。耐熱の器に並べ、昆布水を回しかけてラップで覆い、電子レンジ(500W)に約4分間かける。氷水にとり、水けをふいてヘタを切り落とし、食べやすい大きさに切る。
けんさきいかはエンペラをはずし、内臓ごと足を引き抜き、軟骨も取り除く。目や口を切り取り、エンペラ、胴、足に分けて洗う。
胴は切り開いて皮をむき、格子状に浅い切り目を入れる。足とともに食べやすい大きさに切る。
【いかだし】をつくる。小鍋にオリーブ油大さじ1を熱し、ザク切りにしたエンペラ、いかの足先、胴の下部など使いにくい部分を入れてサッと炒める。白ワインを加え、中火で煮詰める。約半量になったらスープを加え、さらに5分間ほど煮てこす。
いかのうまみが溶け出しただし。煮たあとのいかにはうまみはないので、こして取り除き、捨てる。
【濃縮トマトソース】をつくる。鍋にオリーブ油大さじ4を熱し、たまねぎ、エシャロットを揚げるように炒める。トマトと塩少々を加え、くずれる程度に煮詰めたら、トマトの水煮を缶汁ごと加え、ジャム状になるまで煮詰める。
フライパンにオリーブ油大さじ4、にんにく、塩・こしょう各少々をふった3を入れて、ごく弱火で2~3分間炒め、取り出す。
同じフライパンに、にんにくだけ戻し、白ワインを加えて中火にかける。木べらで混ぜ、鍋に残ったいかのうまみを溶かし、【濃縮トマトソース】大さじ6を加えて混ぜる。
【いかだし】80mlを加え、周囲がフツフツと沸いてきたら、オクラといかを入れる。イタリア風味ペーストを加えて混ぜ、サッと煮る。器に盛り、オリーブ油適量をふりかけ、イタリアンパセリを添える。
【クッキングメモ】
濃縮トマトソースは、市販のスパゲッティ用トマトソースを半量になるまで煮詰めたものでもよい。余ったいかだしは、いかとトマトソースのスパゲッティに加えたり、いか入り魚介のサラダのドレッシングに使う。
このレシピをつくった人
山根 大助さん
大阪のイタリアンレストラン「ポンテベッキオ」オーナーシェフ。イタリア各地で修業。豊かな知識と、旺盛な好奇心で、驚きにあふれる料理を生み出す。イタリア政府よりカヴァリエレ勲章を受勲。
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