さわらのみそ漬け
春がおいしいといわれるさわらですが、じつは晩秋が2度目の旬です。甘口の白みそを使うと、上品に仕上がります。
写真: 鈴木 雅也
*1人分
*塩をふって冷蔵庫に入れる時間、みそ床に漬ける時間は除く。
材料
(4人分)
- ・さわら (切り身) 4切れ(400g)
- ・粗塩 大さじ1
- 【みそ床】
- ・白みそ (甘口) 300g
- ・みりん 大さじ2
- ・酒 大さじ2
つくり方
さわらに粗塩をふる。皮に臭みが多いので、まず皮側に塩を多めにすり込み、皮を下にしてざるに並べ、残りの塩を身側にふるとよい。常温で2時間おく。
表面にうっすらと水けが出ているので、紙タオルでふく。余分な水けとともに生臭みも取れる。
【みそ床】をつくる。ボウルに白みそを入れ、みりん、酒を加えて混ぜる。
バットに【みそ床】の1/3量を平らにのばし、ガーゼを敷いて、さわらを皮側を下にして重ならないように並べる。
ガーゼをかけて残りの【みそ床】をすべてのせ、ゴムべらでまんべんなくならす。ラップをかけて冷蔵庫へ入れ、一晩~3日ほど漬ける。
好みの漬け具合を見計らって【みそ床】から取り出し、1切れずつラップで包んで冷蔵庫へ入れておく。
食べごろ◎薄口が好みなら一晩、しっかり味が好みなら3日後
保存場所◎冷蔵庫
保存期間◎みそ床から出して約2日間
あまだい、まながつおなどの白身の魚、ぶり、生ざけなどを漬けてもおいしい。
《焼き方のコツ》
強めの中火で、できるだけ短時間で焼き上げる。片面5分~6分間ずつが目安。薄く焼き色がついたらアルミ箔(はく)を覆う。あれば南天の葉を敷いて盛り付け、しょうがの甘酢漬けを添える。
《みそ床を使いこなす》
さわらを漬けたみそは、2~3回は利用できます。ただし、魚の水分が出て、底のほうのみそ床がゆるくなっているので、紙タオルなどで水けを吸い取り、上側のみそ床の半量を下側に移す。
《野菜→魚でもっと活用》
このみそ床は、魚だけでなく、野菜を漬けてもおいしい。魚を漬けたあとに、火を通さずに食べるものを漬けるのは避けたいので、最初に野菜をつけるようにする。水分の多い野菜の場合は、先に塩をすり込んでしばらくおき、出た水けをふいてからみそ床に漬ける。
【このみそ床を使って】
◆かぶとしょうがのみそ漬け◆
かぶは薄く皮をむいて縦半分に切り、塩をすり込んで約3時間おく。水けをふいてみそ床に1日漬けると浅漬け風。しょうがは塩をすり込んで3日間おき、サッと洗って水けをふいてからみそ床へ。1週間ほどで食べごろ。
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