close_ad
きょうの料理レシピ

カトルカール

きめこまやかな生地が魅力の、シンプルで上質なケーキです。

カトルカール

写真: 岡本 真直

エネルギー /1820 kcal

*全量

調理時間 /60分

*バターを室温に戻す時間、カトルカールを冷ます時間は除く。

材料

(16cm×16cmの角型1枚分)

・バター (食塩不使用) 85g
・エクストラバージンオリーブ油 20g
・グラニュー糖 95g
・全卵 70g
・卵黄 35g
・レモン (国産) 1コ
・薄力粉 100g
・粉砂糖 適量
・バター (食塩不使用)
・強力粉

下ごしらえ・準備

1 卵は、夏場は冷蔵庫で冷やしておく。冬場は溶きほぐし、湯せんで人肌程度に温めておく。

2 バターは室温に戻して柔らかくしておく。

3 薄力粉はふるっておく。

4 オーブンは170℃に温めておく。

5 型の底面と側面に、溶かしバター適量をはけでぬり、強力粉適量をまぶす。型をたたいて余分な粉をしっかりと落とし、冷蔵庫に入れておく。

6 作業台にラップを敷き、レモンの皮の表面のみを削る。おろし金を使う場合は、白い部分が入らないように薄く削ること。

つくり方

1

ボウルにバターとエクストラバージンオリーブ油を入れて、オリーブ油がバターになじむまでゴムべらで混ぜる。

2

グラニュー糖を加え、全体がなじむまで、ゴムべらで押しつけるように混ぜる。

3

ハンドミキサーの低速で2をまんべんなく混ぜ、いったん生地をひとまとめにする。

! ポイント

ハンドミキサーは、これ以降ずっと低速のままで。

4

全卵と卵黄を3とは別のボウルに合わせて溶く。3をハンドミキサーで混ぜながら、卵を少量ずつ10回程度に分けて加える。つやが出て、白っぽくもったりとしてくるまで、ていねいにしっかりと混ぜる。

5

レモンの皮を加え、ゴムべらでサックリと混ぜる。

6

薄力粉を加え、粉が見えなくなるまでゴムべらでよく混ぜる。

7

冷蔵庫から型を出し、6を流し入れる。ゴムべらで型の端にまで生地を入れ込み、真ん中をくぼませて生地をならす。最後に型の縁についた生地を指でぬぐい取る。

8

170℃のオーブンで約30分間様子を見ながら焼く。竹ぐしを刺して何もついてこなければ焼き上がり。

9

型を逆さにして、カトルカールを網の上に取り出す。そのまま完全に冷ます。

10

縁の余分な部分を切って、形を整える。カトルカールの上に網をのせ、粉砂糖を茶こしでまんべんなくふる。網の模様がくずれないように、ゆっくりと網をはずす。

全体備考

【カトルカールの型】
使用した型は、16cm×16cmの上に向かって少し広がっている角型。

上手につくるための2つのポイント
●卵は少量ずつ
きめ細かくしっとりとしたカトルカールにするには、生地に分離させないことが第一。手順4で卵を少量ずつ10回程度に分けて加え、バターとオリーブ油の油脂と卵の水分を一体化させるのがポイント。分離すると、焼き上がったあとに油脂がにじみ出て、口溶けが悪くなってしまう。

●粉を入れたらしっかり混ぜる
手順6で薄力粉を加えたら、ゴムべらでダマにならないようにきちんと混ぜることが大切。きめが整い、生地がしっとりする。ボウルを少しずつ回しながら、底からすくうように均等に混ぜる。ただし、練らないように注意して。

◆生クリーム、好みのフルーツと組み合わせて、かわいいデコレーションケーキ風◆
八分(ぶ)立てにした生クリームを絞りだし袋に入れ、皿の中央に絞りだす。いちご4コを周りに置き、約3cm角に切ったカトルカール5コをバランスよく積み上げる。粉砂糖をふり、ローズマリーを立てればできあがり。

◆アレンジしてこんなレシピも◆
酒粕のカトルカール

きょうの料理レシピ
2007/04/19 わたしの幸せスイーツ

このレシピをつくった人

辻󠄀口 博啓

辻󠄀口 博啓さん

石川県の和菓子店に生まれる。世界の数々の洋菓子コンクールで優勝。ロールケーキ、パン、コンフィチュール、和スイーツの専門店を展開するなど常に新しい挑戦を続けている。

もう一品検索してみませんか?

おすすめキーワード コウ ケンテツ お鍋
PR

旬のキーワードランキング

2
4
5
6
7
8
10

他にお探しのレシピはありませんか?

FOLLOW US

NHK「きょうの料理」
放送&テキストのご紹介