はちみつ入り厚焼き卵
卵の層がきれいに重なり、一つ一つの層には、ほんのり焼き色がおいしそう
写真: 中村 淳
*全量
材料
- ・卵 4コ
- 【調味料】
- ・はちみつ 大さじ2~2+1/2
- *はちみつは色の淡いれんげなどを使うと、卵の色が生きる。
- ・酒 大さじ2
- ・うす口しょうゆ 大さじ1
- ・サラダ油 少々
つくり方
はちみつと【調味料】をよく混ぜ合わせる。はちみつは強い粘りがあるので、酒とうす口しょうゆでよく溶きのばし、サラサラにする。
卵は小さな器に割り入れる。悪くなっていたりしないか見て、カラザを取り、1のボウルに入れる。同じようにして、残り3コを入れる。
泡立てないように、はし先をボウルの底につけたまま、一文字を書くようにして溶く。
だいたい溶きほぐしたら、卵白の大きな塊をはしで2~3回持ち上げて切り、卵白が少し見えるぐらいで溶きおえる。溶きすぎるとコシがなくなり、巻きにくくなる。
中火で卵焼き器を熱し、サラダ油少々をぬる。卵液少々を落としてジュッと焼けたら、弱めの中火にし、卵液の1/5~1/4量を流す。ふくらんだところは、はしでつぶす。表面が半熟になったら奥から手前に向かって巻く。奥のあいた部分にサラダ油少々をぬる。巻いた卵を裏返してから奥へ寄せる。手前のあいた部分にサラダ油少々をぬる。
1回目と同じ量の卵液を流し入れる。巻いた卵をはしで持ち上げ、その下にも卵液が入るようにする。半熟になったら、手前に向かって巻く。残りの卵液を2~3回に分けて同様に巻く。巻きおえたら卵を返し、はしで押しつけて、形を整えると同時に焼き色をつける。
卵焼きの器の中で卵の向きを縦に変え、巻きす、またはまな板に取り出す。形を整えたい場合は、熱いうちに巻きすでくるみ、器の上などに置いて冷ますとよい。食べやすく切って器に盛る。
※はちみつを使っているので、1歳未満の乳児には与えないでください。
◆こちらのレシピも参考に!◆
からし明太子入り厚焼き卵
このレシピをつくった人
清水 信子さん
(1938~2021)東京生まれ。難しいと思われている日本料理を、時代の移り変わりとともに変わる素材や料理器具に合わせて、より簡単にわかりやすく、手早くつくれるように工夫して伝えた。懐石から惣菜まで、今の時代に合った調理法のおいしいレシピが好評。
つくったコメント