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きょうの料理レシピ

たらちり

「鱈」の字のとおり、冬が旬のたらは、手軽に鍋にできる魚。たらの白子と真子を加えると、深みもでるし見栄えも豪華になります!

たらちり

写真: 木村 拓(東京料理写真)

材料

(4人分)

・たら (切り身) 4切れ(約400g)
・たらの白子 (雲子) 300g
*白子は精巣
・たらの真子 200g
*真子は卵巣
・白菜 4枚(約400g)
・ねぎ 2本
・せり 2ワ(約400g)
・豆腐 1丁
・昆布 (約10cm長さ) 1枚
【ポン酢しょうゆ】
・ポン酢 大さじ3
・しょうゆ 大さじ3
・みりん 小さじ4
・だし 小さじ4
・もみじおろし 適量
*大根おろしに、戻して細かいみじん切りにした赤とうがらしをあえる
・柚子の皮 適量
・塩

つくり方

下ごしらえ
1

たらは大きめの一口大に切り、たっぷりの熱湯に入れ、表面の色が変わったら冷水にとり、ウロコや血合いなどを洗い流し、ざるに上げて水けをきる。

! ポイント

ざるに入れて霜降りすると、鍋から引き上げやすく、形がくずれない。

2

たらの白子は海水程度(約3%)の塩水に15~20分間浸してから、熱湯でサッとゆでて氷水にとり、一口大に切る。真子は一口大のブツ切りにする。

! ポイント

湯に入れるとサッと表面が固まり、形がしっかりする。白子は中の筋の部分を料理ばさみなどできって、一口大にする。

3

白菜は食べやすい大きさのザク切りにする。ねぎは7~8mm幅の斜め切りにする。せりは5~6cm長さに切る。豆腐は食べやすい大きさに切る。

煮方・食べ方
4

土鍋に水を鍋の深さの1/3ほど入れ、切り目を入れた昆布を加えて卓上に出し、火にかける。煮立ちはじめたら昆布を取り出して、たら、白子、真子を加える。再び煮立ったらアクをていねいにすくい取り、火を弱め、白菜、豆腐、ねぎを入れて煮る。煮ながらせりを加え、【ポン酢しょうゆ】と薬味で食べる。

全体備考

≪うれしい鍋あと≫ うどん
煮汁の残りをこしてから、冷凍うどんを加える。鍋の残りのせりのほかしめじなども足して。ポン酢しょうゆや薬味で食べる。

きょうの料理レシピ
2006/01/09 ぽかぽか鍋もの

このレシピをつくった人

清水 信子

清水 信子さん

(1938~2021)東京生まれ。難しいと思われている日本料理を、時代の移り変わりとともに変わる素材や料理器具に合わせて、より簡単にわかりやすく、手早くつくれるように工夫して伝えた。懐石から惣菜まで、今の時代に合った調理法のおいしいレシピが好評。

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