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きょうの料理ビギナーズレシピ

チンジャオロースー

細切りにした牛肉とピーマンの絶妙なコンビネーションを楽しむ一品。牛肉でつくる場合は、「チンジャオニューロースー」が正式名称です。たけのこのかわりに、手軽でおいしいじゃがいもを使って。

チンジャオロースー

写真: 野口 健志

材料

(2人分)

・牛もも肉 (ステーキ用/約1.5cm厚さ) 150g
・ピーマン 3コ(120g)
・じゃがいも 1/2コ(70g)
【A】
・酒 大さじ1/2
・しょうゆ 小さじ1/4
・こしょう 少々
【B】
・酒 大さじ1
・チキンスープ 大さじ1
*顆粒(かりゅう)チキンスープの素(もと)(中華風)を表示どおりに湯で溶いたもの。
・しょうゆ 大さじ2/3
・砂糖 大さじ1/2
・オイスターソース 小さじ1
・かたくり粉 小さじ1/3
・こしょう 少々
・かたくり粉 小さじ1+1/2
・サラダ油 小さじ1

つくり方

下ごしらえをする
1

牛肉は5mm幅のそぎ切りにして重ね、端から5mm幅の細切りにする。【A】をよくもみ込み、かたくり粉をまぶす。ピーマンは縦半分に切ってヘタと種を取り、繊維を断ち切るように細切りにする。じゃがいもは細切りにし、サッと水にさらして水けをきる。【B】は混ぜ合わせておく。

! ポイント

牛肉はそぎ切りにしてから少しずつずらして重ね、細切りにする。少し太めになっても、肉の味がしっかり感じられておいしい。
ピーマンはまな板に横向きに置き、繊維を断ち切るように切ると、シャキシャキとした食感が残る。

炒める
2

フライパンに油をひかずにピーマンを入れて弱火で炒め、香りがたってしんなりしたら取り出す。じゃがいもも同様に弱めの中火で炒め、少し透き通ってしんなりしたら取り出す。サラダ油を入れて弱火で熱し、牛肉をほぐしながら炒める。

炒め合わせて味をからめる
3

牛肉に火が通ったら中火にし、ピーマンとじゃがいもを戻し入れる。【B】を再度混ぜて加え、味をからめる。

全体備考

◆家庭の中華は「中火が基本」◆
強火で炒めると、食材の中までしっかり火が通る前に、表面だけが焦げてしまいがち。また、食材から水分がどんどん蒸発して、パサパサになる原因にも。家庭でつくるなら、中火で食材にまんべんなく火を通すほうが、失敗がなく、断然おいしく仕上がる。

※中火
炎の先が鍋やフライパンの底に当たるか当たらないかという状態。

きょうの料理ビギナーズレシピ
2020/02/03 家でお店の味を! 中華料理に挑戦

このレシピをつくった人

菰田 欣也

菰田 欣也さん

調理師専門学校を経て、19歳から陳建一氏に師事し、現在は中華料理レストランオーナーシェフ。2004年の中国料理世界大会(中国・広州)、個人熱菜部門で日本人初の金賞を受賞。
プロならではのコツを押さえた、家庭でもつくりやすいレシピで、講習会やテレビ、雑誌などで幅広く活躍中。

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